田川市議会 2000-03-23
平成12年第1回定例会(第4日 3月23日)
平成12年第1回定例会(第4日 3月23日) 平成12年
田川市議会定例会会議録
第1回
平成12年3月23日 午前10時09分開議
出席議員
議席番号 氏 名 議席番号 氏 名
1番 二 場 武 12番 佐 藤 俊 一
2番 日 高 信 子 13番 田 尻 新 一
3番 加 藤 秀 彦 14番 岡 田 啓 助
4番 小 林 義 憲 16番 末 光 広 美
5番 笹 山 良 孝 17番 平 田 芳 馬
6番 原 口 秋 良 19番 田 丸 雅 美
7番 竹 内 徹 夫 20番 北 山 隆 之
8番 古 木 英 憲 21番 佐々木 一 広
9番 藤 井 亀 夫 22番 高 瀬 春 美
10番 藤 沢 悟 23番 雨 矢 紀 一
11番 香 月 隆 一 24番 星 野 一 広
第33 請願第12号
田川市立幼稚園の存続を求める請願の取り下げについて
第34 平成12年度
国内研修視察への議員派遣について
第35
議員提出議案第10号
笹山良孝議員辞職勧告決議について
第36 請願・陳情の件
(開議10時09分)
○議長(二場 武 君)
どなたもおはようございます。
議員定数24名のうち、ただいま出席議員は22名であります。よって、本会議は成立いたしました。
会議規則第2条の規定により、本日の会議に欠席届のあった議員は、
辻村国利議員、
三辻寅勝議員の2名であります。
これより直ちに会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元配付のとおりであります。御了承願います。
日程第1議案第17号「田川市
職員定数条例の一部改正について」を議題といたします。
総務文教委員長に審査結果の報告を求めます。
(「議長」と呼ぶ声あり)
総務文教委員長。
○
総務文教委員長(雨矢 紀一 君)
おはようございます。当委員会に付託を受けました議案第17号「田川市
職員定数条例の一部改正について」審査結果を報告いたします。
本案は、提案理由にもありましたように、
行政改革大綱に基づく
定員適正化計画の推進状況及び
市立病院における
医療収益対策等を勘案し、職員定数の見直しを行うものであります。
内容といたしましては、部局ごとの職員の定数を改め、その総数を1,034名から984名に50人削減しようとするものであります。
委員会といたしましては、今回、特に
市立病院においてその定数を20名増員するものであることから、審査に当たって
病院事務局長の出席を求め、増員の内容について説明を求めております。
説明によれば、診療体制の見直しを行い、増収を目指すもので、具体的には夜間透析の実施により内科の医師1名、看護婦15名、
地域医療室の充実のため看護婦1名、眼科の充実のため医師1名、小児科の充実のため医師1名、現在月1回のみ診療を行っている精神科において医師1名の採用、そのほか耳鼻咽喉科において嘱託の医師1名を正規職員とするとともに、治療機器・
検査機器整備による患者増を見込み、
放射線技師1名をそれぞれ増員しようとするものであり、事務職においては平成12年度に1名が退職するが、これについては不補充とするため、結果的には20名増員することになるとのことでございます。
委員会といたしましては、夜間透析は時宜を得たものとして評価いたしますが、昼間働く人たちに配慮した時間帯とされること、また
労務費コストの引き下げに今後とも努力すること、ベッドの利用率を引き上げるために退院は午前中、入院は午後との指導をさらに徹底すること、また、介護保険が実施される際には、1人でも多くの
ケアマネジャーから
市立病院の
地域医療室が指名されるように、サービスを充実していくことなどを要望いたしております。
このほか行政改革を推進するに当たっては、分野によっては民間活力を利用した方がサービスの向上が図れるのではないか、そこまで踏み込んで検討していかないと結果的には単なる
数字合わせに終わってしまうのではないかなどの意見がありました。
本案につきましては、意見、要望を付して原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。以上、報告を終わります。
○議長(二場 武 君)
ただいま
総務文教委員長の審査結果の報告が終わりました。
これに御質疑ございませんか。 (「なし」の声あり)
御質疑がないようでありますので、これより採決いたします。
議案第17号に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第17号「田川市
職員定数条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次に移ります。
日程第2議案第18号「田川市
職員分限条例の一部改正について」及び日程第3議案第19号「田川市
消防団条例の一部改正について」の各議案を一括議題といたします。
総務文教委員長に審査結果の報告を求めます。
(「議長」と呼ぶ声あり)
総務文教委員長。
○
総務文教委員長(雨矢 紀一 君)
当委員会に付託を受けました議案第18号「田川市
職員分限条例の一部改正について」及び議案第19号「田川市
消防団条例の一部改正について」一括して審査結果を報告いたします。
本案は、いずれも民法の一部改正により「禁治産及び準禁治産」の制度が「後見及び保佐」の制度に改められたため、条例において使用されている「禁治産」等の用語を「後見」等の用語に改め、本年4月1日から施行しようとするものであります。
本案につきましては、別段異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。以上、報告を終わります。
○議長(二場 武 君)
ただいま
総務文教委員長の審査結果の報告が終わりました。
これに御質疑ございませんか。 (「なし」の声あり)
御質疑がないようでありますので、これより採決いたします。
議案第18号に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第18号「田川市
職員分限条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次に、議案第19号に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第19号「田川市
消防団条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次に移ります。
日程第4議案第20号「田川市
印鑑条例の一部改正について」を議題といたします。
産業経済委員長に審査結果の報告を求めます。
(「議長」と呼ぶ声あり)
産業経済委員長。
○
産業経済委員長(藤井 亀夫 君)
どなたもおはようございます。当委員会に付託を受けました議案第20号「田川市
印鑑条例の一部改正について」審査結果を報告いたします。
本案は、民法の一部改正により「禁治産及び準禁治産」の制度が「後見及び保佐」の制度に改められたため、田川市
印鑑条例において使用されている「禁治産者」を「成年被後見人」に、また「禁治産の宣告があった」を「後見開始の審判を受けた」に改正するものであります。
別段異議なく、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。以上で報告を終わります。
○議長(二場 武 君)
ただいま
産業経済委員長の審査結果の報告が終わりました。
これに御質疑ございませんか。 (「なし」の声あり)
御質疑がないようでありますので、これより採決いたします。
議案第20号に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第20号「田川市
印鑑条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次に移ります。
日程第5議案第21号「田川市
行政手続条例の一部改正について」及び日程第6議案第22号「田川市
防災会議条例の一部改正について」を一括議題といたします。
総務文教委員長に審査結果の報告を求めます。
(「議長」と呼ぶ声あり)
総務文教委員長。
○
総務文教委員長(雨矢 紀一 君)
当委員会に付託を受けました議案第21号「田川市
行政手続条例の一部改正について」及び議案第22号「田川市
防災会議条例の一部改正について」一括して審査結果を報告いたします。
まず議案第21号は、
地方自治法の改正により「
事務処理の特例制度」が創設されたことに伴い、所要の改正をしようとするものであります。
この「
事務処理の特例制度」とは、県の条例によって県知事の権限に属する事務が市に移譲され、移譲を受けた事務は、県の条例・規則等の定めにより、市が主体的に
事務処理をすることになっておるものであります。したがって、この移譲された事務について、市固有の事務と同様に田川市
行政手続条例の適用対象とするものであります。
次に議案第22号は、
災害対策基本法の改正に伴い、条例中に引用している法律の条項に移動が生じましたため、所要の改正をしようとするものであります。
本案につきましては、別段異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。以上、報告を終わります。
○議長(二場 武 君)
ただいま
総務文教委員長の審査結果の報告が終わりました。
これに御質疑ございませんか。 (「なし」の声あり)
御質疑がないようでありますので、これより採決いたします。
議案第21号に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第21号「田川市
行政手続条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次に、議案第22号に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第22号「田川市
防災会議条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次に移ります。
日程第7議案第23号「田川市
福祉事務所設置条例の一部改正について」を議題といたします。
厚生委員長に審査結果の報告を求めます。 (「議長」と呼ぶ声あり)
厚生委員長。
○
厚生委員長(原口 秋良 君)
おはようございます。当委員会に付託を受けました議案第23号「田川市
福祉事務所設置条例の一部改正について」の審査結果を報告いたします。
本案は、
社会福祉事業法の改正に伴い、田川市
福祉事務所設置条例第1条に引用されている
社会福祉事業法第13条の3項の条項を
社会福祉事業法第13条の1項に改正することとし、本年4月1日から適用するものであります。
本案につきましては、別段異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。以上で報告を終わります。
○議長(二場 武 君)
ただいま
厚生委員長の審査結果の報告が終わりました。
これに御質疑ございませんか。 (「なし」の声あり)
御質疑がないようでありますので、これより採決いたします。
議案第23号に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第23号「田川市
福祉事務所設置条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次に移ります。
日程第8議案第24号「田川市
手数料条例の一部改正について」から日程第10議案第26号「田川市
畜犬取締条例の一部改正について」までの各議案を一括議題といたします。
産業経済委員長に審査結果の報告を求めます。
(「議長」と呼ぶ声あり)
産業経済委員長。
○
産業経済委員長(藤井 亀夫 君)
当委員会に付託を受けました議案第24号「田川市
手数料条例の一部改正について」、議案第25号「田川市証紙条例の一部改正について」、議案第26号「田川市
畜犬取締条例の一部改正について」を一括して審査結果を報告いたします。
これら3議案は、いわゆる
地方分権一括法が本年4月1日から施行されることに伴い、関係する条例について所要の改正をしようとするものであります。
まず議案第24号については、市が徴する各種の手数料については、すべて条例で定めることとされたため、所要の改正をしようとするものであります。
なお、改正点のうち新たに条例で規定する手数料は、第1に、従来、国の政令や市の規則で定められていた手数料、第2に、法律において新たに市が執行することとされた事務に関する手数料、第3に、「
事務処理の特例制度」により、県知事から委譲される事務に関する手数料であります。
次に議案第25号については、
手数料条例の改正に関連して、規則等の廃止などの整備を行うものであります。
次に議案第26号については、
狂犬病予防法の改正により、県の事務の一部が市の事務となり、
事務処理についても若干変更されたことから、所要の改正を行うものであります。
委員会といたしましては、今回の条例改正は、まさに地方分権のスタートであり、
事務処理量が増加したことによって事務に支障を来さないよう、また改正点などについては、市民に十分理解を図るよう意見を付しております。
以上、これら3議案につきましては、意見を付し原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。以上で報告を終わります。
○議長(二場 武 君)
ただいま
産業経済委員長の審査結果の報告が終わりました。
これに御質疑ございませんか。 (「なし」の声あり)
御質疑がないようでありますので、これより採決いたします。
議案第24号に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第24号「田川市
手数料条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次に、議案第25号に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第25号「田川市証紙条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次に、議案第26号に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第26号「田川市
畜犬取締条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次に移ります。
日程第11議案第27号「田川市
市営住宅管理条例の一部改正について」から日程第13議案第29号「田川市
都市計画審議会設置条例の一部改正について」までの各議案を一括議題といたします。
建設労働委員長に審査結果の報告を求めます。
(「議長」と呼ぶ声あり)
建設労働委員長。
○
建設労働委員長(竹内 徹夫 君)
おはようございます。当委員会に付託を受けました議案第27号「田川市
市営住宅管理条例の一部改正について」、議案第28号「田川市
水防協議会条例の一部改正について」及び議案第29号「田川市
都市計画審議会設置条例の一部改正について」一括して審査結果を報告いたします。
これら3議案は、いずれも
地方分権一括法の施行に伴い、条例の一部改正を行うものであります。
まず議案第27号でありますが、改正の主な点は、これまで法令等で義務づけられておりました
各種審議会等の設置や組織・運営を市町村が自主的・弾力的に運用できるよう必置規制の緩和が行われたことにより、住宅監理員の設置のための根拠規定を設けているものであります。
第2に、詐欺その他の不正行為により家賃の徴収を免れた者に対する過料について、
地方自治法の規定の強化に伴い、5倍の金額が5万円を超えない場合には5万円として過料を科することができるようにするものであります。
次に議案第28号は、議案第27号と同様に必置規制の緩和により、田川市水防協議会設置のための根拠規定を設ける必要が生じたため、所要の改正を行うものであります。
次に議案第29号は、都市計画審議会の設置が法定化されたため設置根拠を明確化するとともに、委員の資格要件について、新たに制定された政令の定める規準に従い、規定の整備を行うものであります。
これら3議案につきましては、別段異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。以上で報告を終わります。
○議長(二場 武 君)
ただいま
建設労働委員長の審査結果の報告が終わりました。
これに御質疑ございませんか。 (「なし」の声あり)
御質疑がないようでありますので、これより採決いたします。
議案第27号に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第27号「田川市
市営住宅管理条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次に、議案第28号に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第28号「田川市
水防協議会条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次に、議案第29号に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第29号「田川市
都市計画審議会設置条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次に移ります。
日程第14議案第30号「田川市
中央公民館の設置及び管理に関する条例の一部改正について」及び日程第15議案第31号「
田川市立図書館設置条例の全部改正について」を一括議題といたします。
総務文教委員長に審査結果の報告を求めます。
(「議長」と呼ぶ声あり)
総務文教委員長。
○
総務文教委員長(雨矢 紀一 君)
当委員会に付託を受けました議案第30号「田川市
中央公民館の設置及び管理に関する条例の一部改正について」及び議案第31号「
田川市立図書館設置条例の全部改正について」一括して審査結果を報告いたします。
まず議案第30号は、
地方分権一括法において、法令等で義務づけられていた
各種審議会等の設置や組織・運営を市町村が自主的・弾力的に運用できるよう、いわゆる必置規制の緩和が行われ、これにより公民館運営審議会設置のための根拠規定を設けるとともに、委員の定数を改めようとするものであります。
次に議案第31号は、複写手数料について、現行では条例で徴収できる旨規定し、その金額については規則で定めているところであります。今回、手数料については、すべて条例で定めることとされましたが、図書館資料のコピー代という性格から、手数料としてではなく費用負担として位置づけることが適当であるとの判断から、条例中に徴収規定を置かず、いわゆる実費として規則で徴収することとし、同条例関連の規則・規程を含め、全般的な規定の整備を行うものであります。
本案につきましては、別段異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。以上、報告を終わります。
○議長(二場 武 君)
ただいま
総務文教委員長の審査結果の報告が終わりました。
これに御質疑ございませんか。 (「なし」の声あり)
御質疑がないようでありますので、これより採決いたします。
議案第30号に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第30号「田川市
中央公民館の設置及び管理に関する条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次に、議案第31号に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第31号「
田川市立図書館設置条例の全部改正について」は、原案のとおり可決されました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次に移ります。
日程第16議案第32号「田川市
水道事業給水条例の一部改正について」を議題といたします。
建設労働委員長に審査結果の報告を求めます。
(「議長」と呼ぶ声あり)
建設労働委員長。
○
建設労働委員長(竹内 徹夫 君)
当委員会に付託を受けました議案第32号「田川市
水道事業給水条例の一部改正について」審査結果を報告いたします。
本案は、
地方分権一括法の施行に伴い、条例の一部改正を行うものであります。さきの議案第27号で報告いたしましたように、過料に関する規定について、
地方自治法の規定の強化に伴い、5倍の金額が5万円を超えない場合には5万円として過料を科することができるようにするものであります。
本案につきましては、別段異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。以上で報告を終わります。
○議長(二場 武 君)
ただいま
建設労働委員長の審査結果の報告が終わりました。
これに御質疑ございませんか。 (「なし」の声あり)
御質疑がないようでありますので、これより採決いたします。
議案第32号に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第32号「田川市
水道事業給水条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次に移ります。
日程第17議案第33号「
田川市立病院使用料及び
手数料条例の一部改正について」を議題といたします。
厚生委員長に審査結果の報告を求めます。 (「議長」と呼ぶ声あり)
厚生委員長。
○
厚生委員長(原口 秋良 君)
当委員会に付託を受けました議案第33号「
田川市立病院使用料及び
手数料条例の一部改正について」の審査結果を報告いたします。
本案は、
地方分権一括法の施行に伴い、
市立病院の使用料及び手数料の額を条例で定めるとともに、一部手数料の額を他の公立病院と同額程度に改め、条例の一部を改正しようとするものであります。
改正の主な内容は、これまで規則の中で定められておりました特別病室使用料、診断書や証明書の交付手数料の額、使用料及び手数料の減免規定を条例で定めるとともに、手数料のうち分娩料や新生児の世話料等を他の公立病院並みに引き上げ、本年4月1日から適用するものであります。
委員会といたしましては、減免規定の中には表現があいまいなものがあることから、今後、見直しの必要性があるのではないかとの意見を付しております。
以上、本案につきましては、慎重審査の結果、意見、要望を付し原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。以上で報告を終わります。
○議長(二場 武 君)
ただいま
厚生委員長の審査結果の報告が終わりました。
これに御質疑ございませんか。 (「なし」の声あり)
御質疑がないようでありますので、これより採決いたします。
議案第33号に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第33号「
田川市立病院使用料及び
手数料条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次に移ります。
日程第18議案第34号「田川市
災害対策本部条例の一部改正について」を議題といたします。
総務文教委員長に審査結果の報告を求めます。
(「議長」と呼ぶ声あり)
総務文教委員長。
○
総務文教委員長(雨矢 紀一 君)
当委員会に付託を受けました議案第34号「田川市
災害対策本部条例の一部改正について」審査結果を報告いたします。
本案は、田川市地域防災計画の見直しにより、災害対策本部における平常時の課を単位とする組織が「部」から「班」に改められるため、条例についても同様の改正をし、本年4月1日より施行しようとするものであります。
本案につきましては、別段異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。以上、報告を終わります。
○議長(二場 武 君)
ただいま
総務文教委員長の審査結果の報告が終わりました。
これに御質疑ございませんか。 (「なし」の声あり)
御質疑がないようでありますので、これより採決いたします。
議案第34号に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第34号「田川市
災害対策本部条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次に移ります。
日程第19議案第35号「田川市市税条例の一部改正について」を議題といたします。
総務文教委員長に審査結果の報告を求めます。
(「議長」と呼ぶ声あり)
総務文教委員長。
○
総務文教委員長(雨矢 紀一 君)
当委員会に付託を受けました議案第35号「田川市市税条例の一部改正について」審査結果を報告いたします。
本案は、介護保険制度において40歳から64歳までの、いわゆる第2号被保険者の介護保険料については、各医療保険に上乗せして徴収することとされております。このため、国民健康保険加入者の介護保険料を国民健康保険税に上乗せして徴収できるよう規定の整備を行うものであります。
本案につきましては、別段異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。以上、報告を終わります。
○議長(二場 武 君)
ただいま
総務文教委員長の審査結果の報告が終わりました。
これに御質疑ございませんか。 (「なし」の声あり)
御質疑がないようでありますので、これより採決いたします。
議案第35号に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第35号「田川市市税条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次に移ります。
日程第20議案第36号「田川市
国民健康保険財政安定化基金条例の一部改正について」を議題といたします。
厚生委員長に審査結果の報告を求めます。 (「議長」と呼ぶ声あり)
厚生委員長。
○
厚生委員長(原口 秋良 君)
当委員会に付託を受けました議案第36号「田川市
国民健康保険財政安定化基金条例の一部改正について」の審査結果を報告いたします。
本案は、介護保険制度の施行に伴い、介護納付金を円滑に納付できるよう条例の一部を改正するものであります。
改正の主な内容は、国民健康保険加入者のうち、介護保険の第2号被保険者の介護保険料については、介護納付金として市が一括納付することになるため、田川市
国民健康保険財政安定化基金条例第5条に規定されております基金を処分できる費用の中に、介護納付金に要する費用を加えることとし、本年4月1日から適用するものであります。
本案につきましては、別段異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。以上で報告を終わります。
○議長(二場 武 君)
ただいま
厚生委員長の審査結果の報告が終わりました。
これに御質疑ございませんか。 (「なし」の声あり)
御質疑がないようでありますので、これより採決いたします。
議案第36号に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第36号「田川市
国民健康保険財政安定化基金条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次に移ります。
日程第21議案第9号「平成12年度田川市
一般会計予算」を議題といたします。
まず、
総務文教委員長に審査結果の報告を求めます。
(「議長」と呼ぶ声あり)
総務文教委員長。
○
総務文教委員長(雨矢 紀一 君)
議案第9号「平成12年度田川市
一般会計予算」のうち、当委員会に付託を受けました関係分につきまして審査結果を報告いたします。
審査に当たりましては、執行部から詳細な説明資料の提出を受け、2日間にわたり慎重に審査いたしましたが、ここでは意見、要望のありました事項を中心に報告してまいりたいと思います。
まず、本年度の予算編成につきましては、さきに市長の予算説明にもありましたように、地方分権の時代にふさわしい、簡素で効率的な行政システムを確立するため、行政改革を推進するとともに、歳出の重点化を図り、財政体質の健全化に努めることを基本といたしております。
このような方針で編成されました平成12年度一般会計の予算総額は、歳入歳出とも293億7,411万6千円となり、統一地方選挙が実施された平成7年度及び平成11年度を除けば、平成6年度以来6年ぶりに300億円を下回る予算となっており、平成11年6月補正後の予算額に比較して2.7%、額にして8億2,723万2千円の減となっております。
それでは、本年度予算の主な内容につきまして、11年度と比較しながら順次報告してまいりたいと思います。なお、いずれも11年度6月補正後の予算額との比較で報告してまいります。
まず、歳入についてであります。
1款市税では、50億5,746万8千円で1.7%の減となっております。これは、法人市民税で伸びが見込まれるものの、市たばこ税、個人市民税などで減が見込まれるためであります。
次に、7款地方交付税では83億1,661万円が計上されておりますが、そのうち普通交付税は、介護保険制度の導入による移行措置等が不明なことから、平成11年度当初予算と同額の74億円が計上され、特別交付税は9億1,661万円で7.2%の増となっております。
なお、特別交付税については、先般執行部から平成11年度分として14億4,902万9千円の決定を受け、平成10年度と比較して額にして1億4,371万7千円、率にして11%の伸びとなった旨報告を受けましたので申し添えておきます。
次に、11款国庫支出金では71億8,798万6千円が計上され、12%の減となっております。これは民生費や労働費、土木費、教育費など各部門にわたる国の補助事業について、補助基準に基づき計上されたものであります。
次に、12款県支出金では15億7,316万8千円が計上されており、6.9%の増となっております。これについても、県の補助基準に基づき計上されたものであります。
次に、15款繰入金では8億8,112万9千円が計上されており、10.7%の増となっております。全体の歳入不足を補うため繰り入れを行うものであります。
次に、18款市債では、25億3,700万円が計上されており、5.8%の増となっております。これは、開就、特開及び改良住宅建設等の事業の財源として起債を借り入れるものであります。
このほか各款につきましても、歳出に伴う財源及び収入見込みが計上されております。
次に、当委員会が所管する歳出につきまして報告いたします。
まず、1款議会費では2億8,012万6千円が計上されており、前年度に比較して3.2%の減となっております。主な理由といたしましては、議員及び職員に係る人件費や旅費であります。予算的には別段異議なく了承いたしております。
次に、2款総務費では21億3,062万5千円が計上され、前年度と比較して3億2,026万9千円、率にして17.7%の増となっております。
主な理由といたしましては、人件費で、今回、退職手当として見込まれる経費を含む4億2,813万9千円を計上しているほか、複数多岐にわたる地方行財政の諸問題及び市民ニーズに的確に対応していくため、自治大学校、福岡県地方課等へ職員を派遣する研修費用や、平成12年度に計画年限を迎える第3次総合計画にかわる第4次総合計画の策定に要する経費、また事務事業を効率化し、行政サービスの向上を促進するため、庁内にローカルエリアネットワーク、いわゆるLANを構築し、財務会計システムの稼働に要する経費、さらに本年10月に任期満了を迎える衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査費が計上されるとともに、第17回国勢調査の実施に要する経費が計上されておるところであります。
ここでは、財務会計システムを導入するに当たって275台のパソコンを導入し、うち180台に財務会計システムを搭載しようとしている点について、事務の決裁方法、セキュリティー管理、また本市では長年にわたり伝票会計で来ているが、ここで一足飛びにシステムを構築して対応できるのかどうかなどの問題について執行部に説明を求めております。
執行部によれば、決裁方法としては、担当がシステム上で伝票を作成すると、順次上司に送付し、決裁権者のところで決裁が済めば自動的に会計課へ送付されるシステムとなっていること、またセキュリティー面に関しては、システム上では、だれでも、どの予算に対してもアクセスできるわけではなく、システムがパスワードと職員番号で当該予算にアクセスできるかどうか認識するものであって、各職員は権限の及ぶ予算にしかアクセスできないものとなるとのことでありました。さらに、今回のパソコン導入の大前提は、仕事を変えるということであり、機械でできる仕事は機械に行わせ、人間は人間でなければできない仕事をすることによって、事務系職場に刺激を与え活性化すること、また、一人ひとりの事務の効率化を図ることによって、結果的に職員の削減にもつながっていくと考えていること、さらに本市は、庁内のOA化に関して遅れをとっているがために、あえて九州地区においても普及例の少ない電子決裁型を導入しようとしているものであり、これらのために今後引き続き研修を徹底していきたいと考えているとの説明を受けております。
委員会といたしましては、セキュリティーの維持に十分意を払うとともに、既に、職員が計算機で得た結果をワープロに入力して処理するような時代ではないという認識を職員に徹底するよう要望いたしております。
このほか、本年は、さきに述べましたように衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査が実施されますが、投票所周辺における各種工事などに起因する投票率の低下を招かないよう情報収集に努めるとともに、その対応に遺漏のないよう要望しておるところであります。
次に、9款消防費では6億6,043万円が計上されており、前年度と比較して114万円、率にして0.2%の減となっております。
主な理由といたしましては、消防団員のポンプ操法技術の研さんを図るため実施する錬成大会に要する経費、消防自動車の購入に要する経費や、田川地区消防組合に対する負担金等であります。予算的には別段異議なく了承いたしております。
次に、10款教育費では22億7,584万3千円が計上されており、前年度と比較して2億5,081万3千円、率にして12.4%の増となっております。
主な内容といたしましては、猪位金中学校屋内運動場の改築工事費を初め、総合型地域スポーツクラブ育成モデル事業に要する経費、地域活性化協議会補助金、炭坑節CDの作成経費などが計上されております。
まずここでは、閉鎖以来3年を迎える市民プールについて今後の取り組みについて執行部の説明を求めております。執行部によれば、現在、田川市市民プール改修・改築企画委員会の中間報告にさらに検討を加え、最終報告の作成にかかっている段階であり、この最終報告書がまとまり次第、当委員会に報告をしたいとのことであります。
委員会といたしましては、代替措置として学校プールを無料開放しておりますが、この状況は好ましくないことで、最終報告書が提示された時点でさらに意見、要望を付してまいりたいと思います。
次に、今回新たに取り組むこととしております総合型地域スポーツクラブ事業について執行部に説明を求めております。説明によれば、過去3年間実施してきたスポーツタウン推進事業によって、スポーツ教室、スポーツ交流事業等によってスポーツの底辺の広がりが見られること、これを今回の事業でさらに広げていくこ、また今後のスポーツ活動は、地域住民が自主的・主体的に運営し、健康増進を目的にスポーツクラブの組織づくりを目指し、スポーツ情報を盛り込んだネットワークを整備し、組織づくりについて必要に応じて専門家を招聘するなどして支援を行うとのことであります。
委員会といたしましては、事業目的を明確にし、その達成のための努力方を要望しておるところであります。
次に、校区活性化協議会補助金についてであります。ここでは、まず校区活性化協議会の収支について、
中央公民館で把握しているのか、単に補助金をもらうことを目的とした事業を行い、本当の意味での活性化につながっていないのではないかなどについて、執行部の見解をただしております。
説明によれば、校区活性化協議会補助金については、あくまで公金であって、年に1回は監査を受けるものであること、このため事前に
中央公民館の職員が各校区から提出された証拠帳票などについて検査を行い、各校区で保管願うとともに、監査が入る際には
中央公民館職員と校区の会長、事務局長が一緒に受けることとしております。また本協議会は、発足から3年目を迎えるが、3年を経過した時点で、事業内容、組織構成のあり方、その他の問題・課題について整理し、抜本的に改革すべき点は改革することとしており、このため会長会、事務局長会を定期的に開催し、年間計画、事業報告、予算の執行について報告を受けながら、問題点については担当から指導するとともに、意見交換を行いながら問題・課題の整理を進めており、今後ともさらに活性化できるように取り組んでいきたいとのことであります。
委員会といたしましては、今後、生きがい公民館事業が地区公民館で実施されるなど地域の負担の増加も予想されることから、本事業推進に当たっては地区の事情の的確な把握に努めるよう要望するとともに、この膨大な事業量に対して現行の人員で十分対応を続けていけるのか、今後十分に検討の余地があるのではないかとの意見を付したところであります。
このほか、昨年、土木二係から学校技術員に2名が配置され増員となったところでありますが、学校技術員は、学校内における業務に従事するという職務の性格から、業務内容が市民に理解されにくく、市民サイドからすれば土木二係で市民に見える業務に従事した方がよいのではないかとの意見がありました。
次に、12款公債費では34億3,432万3千円が計上されており、前年度と比較して4億3,281万8千円、率にして11.2%の減となっております。予算内容といたしましては、公債元金、公債利子、一時借入金利子でありまして、別段異議なく了承いたしております。
以上、歳入歳出予算につきまして、審査結果を概略報告いたしてまいりましたが、このほか第2条第2表「債務負担行為」、第3条第3表「地方債」、第4条「一時借入金」、第5条「歳出予算の流用」につきましても、別段異議なく了承いたしております。
以上、当委員会に付託を受けました関係分につきましては、審査の結果、意見、要望を付し原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。報告を終わります。
○議長(二場 武 君)
次に、
厚生委員長に審査結果の報告を求めます。
(「議長」と呼ぶ声あり)
厚生委員長。
○
厚生委員長(原口 秋良 君)
議案第9号「平成12年度田川市
一般会計予算」のうち、当委員会に付託を受けました関係分につきまして審査結果を報告いたします。
なお、ここでは新規に計上されました事業及び本予算案の審査を通じて特に意見、要望のありました事項を中心に報告してまいりたいと思います。
まず、3款民生費におきましては、81億4,763万5千円が計上されております。平成11年度の当初予算が骨格予算でありましたことから、6月補正後の予算と比較いたしますと5億4,511万6千円の減額となっております。
予算内容の主なものといたしましては、まず社会福祉関係では、老人福祉費において高齢者のための保健・福祉サービスであるホームヘルプサービス、デイサービス等の事業が介護保険制度の事業となったことから、これらの委託事業費がなくなっておりますが、本市では、在宅介護支援センター事業、配食サービス事業、住宅改造費助成事業、敬老祝い金制度等の福祉事業を継続・充実していくため、その所要額が計上されております。
また、介護保険で認定漏れになった人や虚弱で何らかの支援が必要な人の自立を支援するため、生きがい公民館事業、生きがいデイサービス事業、生活管理指導短期宿泊事業等の在宅高齢者保健福祉推進支援事業を市独自の事業として新たに実施することとし、その所要額が計上されております。
委員会では、このような田川市独自の高齢者福祉事業の取り組みについて、執行部にただしております。
まず、生きがい公民館事業についてであります。執行部の説明によりますと、この事業は、高齢者が要介護とならないよう各公民館においてそれぞれ独自の考えで高齢者の生きがい活動を行うもので、本年度はモデル事業として市内8校区での実施を目標として取り組むとの説明があっております。
委員会といたしましては、事業に取り組む公民館が決まっていない校区もあることから、今後の進行管理を計画的に行い、その状況を当委員会に報告していくよう要望しております。また、市内の公民館で実施した場合、対象人員の多少により地域間に格差が生じるため、モデル校区で実施しながら不公平感の解消などの対応を検討していくよう要望しております。
次に、敬老祝い金制度についてであります。この制度につきましては、平成11年度から地域の振興に少しでも役立てようと商品券での配布にいたしておりますが、執行部の説明によりますと、本年1月末時点では、商品券の使用が70%強にとどまっていることから、使用期限の8月末に向けて、市政だより等での広報を通じて商品券の完全使用を市民に啓発していくとともに、当初のねらいであった商品券に上乗せした買い物が地域経済の活性化にどの程度波及効果があったのか調査し、当委員会にも報告しながら、敬老祝い金制度のあり方について検討していきたいとの説明があっております。
その他、高齢者福祉事業については、お年寄りに広く仕事の場を与えられるような事業も検討してはどうかとの意見があっております。
次に、児童福祉費では、放課後児童健全育成事業を春・冬休みにも実施するなど事業の充実が図られております。なお、本年2月1日現在の5歳までの児童数は2,804人となっており、少子化のため年々その数が減少しております。また市立3保育所の平成12年度の入所予定人員は、3月1日現在で定員260名に対し232名、率にして89.2%となっております。
次に、生活保護費では、減少傾向にあった保護率が現下の経済情勢を反映して増加しつつあることや、介護保険制度に伴う新たな介護扶助費が設けられたことなどから昨年度より増額され、33億4,821万4千円が計上されております。
なお、本年2月末の生活保護世帯は1,214世帯、人員にして1,747人、保護率31.5パーミルとなっております。以上が民生費であります。
次に、衛生費のうち当委員会の所管分では、1億3,087万9千円が計上されております。予算内容の主なものといたしましては、乳幼児検診、母子保健訪問指導、妊婦乳幼児健康診査等の健康づくり事業、健康増進教室、栄養教室、健康展、各種検診等の保健事業、日本脳炎や風疹等の予防接種事業について所要額が計上されております。予算的には別段異議なく了承いたしております。
以上、予算審査の概要を報告いたしましたが、当委員会に付託を受けました関係分につきましては、意見、要望を付し原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。以上で報告を終わります。
○議長(二場 武 君)
次に、
産業経済委員長に審査結果の報告を求めます。
(「議長」と呼ぶ声あり)
産業経済委員長。
○
産業経済委員長(藤井 亀夫 君)
議案第9号「平成12年度田川市
一般会計予算」のうち、当委員会に付託を受けました関係分につきまして審査結果を報告いたします。
まず、2款総務費におきましては、1,985万1千円が計上されております。戸籍住民基本台帳関係で、戸籍簿保管庫の新規購入のための経費が計上されております。
ここでは、伊田町付近での違法駐車の取り締まりについて、火災等の場合、緊急自動車が通れないという状況があり、地域住民からの強い要望もあることから、当委員会から
田川警察署へ違法駐車の取り締まりの強化を働きかけることといたしております。
次に、4款衛生費におきましては、7億3,108万8千円が計上されております。
環境衛生費関係では、合併処理浄化槽設置に対する補助金などが計上されております。
公害対策費関係では、降下ばいじん等の分析を検査機関に委託するための経費が計上されております。
清掃総務費関係では、田川市川崎町清掃施設組合に対する負担金などが計上されております。
じんかい処理費においては、指定袋購入に要する経費、ごみ収集車などの購入に要する経費、一般廃棄物処理基本計画策定のための委託経費などが計上されております。
この予算に関連し、一般廃棄物処理基本計画策定について執行部の説明を求めております。執行部の説明では、昨今、廃棄物処理の問題が大きな課題となっていることから、今後、田川市の廃棄物処理の方向を決めなければならない。専門的知識が必要となることから、外部委託で専門のコンサルタントの協力を得ながら策定したいとのことであります。
委員会といたしましては、将来の田川市のごみ行政のあり方を示すものであることから、よりよい計画を策定するよう要望しております。予算的には別段異議なく了承しております。
次に、6款農林業費におきましては、8億5,061万6千円が計上されております。
農業委員会費におきましては、農業委員会の活動に要する経費が計上されております。
農業総務費関係では、農業共済組合補助金などが計上されております。
農業振興費関係では、小規模零細地域営農確立促進対策事業で、金川地区においてトルコキキョウなどの花卉栽培を行うための鉄骨ビニールハウス4棟、管理棟などの建設に要する経費が計上されております。
委員会といたしましては、トルコキキョウなど、めずらしい花の栽培ではあるが、十分な需要が見込めるのか問うております。執行部からは、今回、栽培を行う予定のトルコキキョウなどは十分需要があるとのことであります。
委員会といたしましては、今後とも消費者の需要が十分見込まれる品種の栽培を行うよう意見を付しております。
畜産業費関係では、黒毛和牛など優良家畜導入に対し補助する家畜導入事業経費が計上されております。
農地費関係では、NEDOからの委託事業として石尾可動堰の改修工事に要する経費が計上されております。
また、市営造林及び森林開発公団造林の保育管理に要する経費並びに緑化推進事業に要する経費等につきましても昨年に引き続き計上されております。
委員会といたしましては、今後の市営造林の維持管理について、市営造林はそれぞれ目的を持って造林が行われているが、経済性を求めて造林されたものについては、維持管理にかかる経費は、当然この中からつくっていかなければならないのではないかと問うております。執行部によれば、田川市の市営造林の面積は217.18ヘクタールであり、30年から40年に成長しているものは約70%を占めている。しかし現在、安価な外国の木材輸入が増加し、木材価格の低迷が続いていることから、木材の売却収益は伐採経費等も勘案して赤字になることが考えられる。木材価格の推移等も見ながら検討していきたいとのことであります。
委員会といたしましては、今後、維持管理費が増加することが考えられることから、この造林の維持管理費の確保について検討を行っていくよう意見を付しております。
さらに、農業振興に関連して、農業従事者の高齢化と後継者不足、農家の生産性が上がっていないことが問題であることから、地域でつくったものは地域で売る、すなわち地産地商を推進するよう要望いたしております。
次に、7款商工費におきましては、1億8,824万円がされております。
商工総務費関係では、田川市等三線沿線地域交通体系整備事業基金積立金への負担金が計上されております。
商工業振興費関係では、中小企業の設備近代化と経営改善のための中小企業設備近代化資金等融資預託金が計上されております。
産炭地振興費関係では、企業誘致を推進するための経費及び田川地区企業誘致促進協議会負担金などが計上されております。
委員会といたしましては、企業誘致を取り巻く環境は依然厳しいものがあるが、国の産業構造が大きく変化している中で、今後は視点を変え、即効性のある企業、すなわち通信産業、ソフトウエア産業など時代に見合う企業の誘致などの検討方を要望いたしております。
次に、観光費関係では、川渡山笠保存伝承補助金及び田川春日太鼓育成補助金などが計上されております。このほか石炭記念公園、その他の公園の管理に要する委託料などが計上されております。
なお、この予算に関連し神幸祭のイベントについて、花火の打ち上げや祭りを盛り上げるイベントの開催を継続的に行うよう要望いたしております。
最後に、11款災害復旧費については、農業用施設鉱害復旧費及び道路橋梁鉱害復旧費におきまして、合わせて2億9,290万7千円が計上されております。内容といたしましては、農業用施設鉱害復旧費において古野ケ迫池ほか3カ所の貯水確認に要する経費、赤熊池などの鉱害復旧に要する経費、また道路橋梁鉱害復旧費において、市道279号線ほか3路線の道路鉱害復旧に要する経費が計上されております。
委員会といたしましては、予算的には別段異議なく了承いたしております。
ここで、鉱害復旧事業について重点的に審議いたしましたので報告します。
まず、農地復旧については、彦山川右岸、下伊田鉄砲町地区約19ヘクタール、彦山川左岸、赤熊農地約5ヘクタールの合計24ヘクタールでありますが、現在復旧中であり、平成12年度中には完了予定であります。
次に、かんがい排水施設についてであります。伊田竪坑を含め8施設を、平成13年度内に施設とともに維持管理基金を積み立てて移管する計画としております。
次は、三井以外の、いわゆる無資力鉱害についての見通しについてであります。これについてはNEDOが所管するものでありますが、残存量は、家屋156戸、宅地8件、墓地7地区で85基、農地については平成11年で完了予定であります。また、田川土木事務所関係では、平成12年度以降の残存量はないとのことであります。
以上の結果、田川市の残存鉱害としては、現時点では公共施設一般河川等においては、市道8路線2,149.8メートル、うち有資力は6路線1,581.5メートル、学校施設については、後藤寺小学校における土どめ工が1件45メートル、農地等は有資力のため池が2地区、上水道は8路線1,700.8メートル、うち有資力は7路線1,268.8メートルとなり、復旧費総額で約6億8千万円、うち有資力については約4億700万円となっております。
この残存鉱害に関しましては、平成12年度までの復旧計画では、平成13年度に市道4路線、上水道3路線が残る予定でありますが、この復旧に関しては施工条件が整えば平成12年度で施工する予定であります。
以上が鉱害復旧における現状及び今後の計画でございます。
まず、農地復旧については、平成12年度、農地の転作率34.6%の配分が来ておりますが、鉱害復旧中の農地については、この転作面積に加算でき、平成12年度は9.4ヘクタールが転作面積として加算され、転作率としては33.7%となる見込みでございます。
農地については、平成12年度中に復旧完了予定であることから、平成13年度からは農家に対する転作面積の増加が予想されるところであります。
委員会といたしましては、さきにも述べましたように、農業を取り巻く環境は、農業従事者の高齢化と後継者不足により、生産性の向上が求められている状況であります。この転作面積の増加などにより、農業経営が低下しないよう関係機関に働きかけを行っていく考えであります。
また、かんがい排水施設等についてでございますが、当委員会におきましては、委員会開催のたびに、法失効後も国の責任で永久に維持管理を行うよう、関係機関に対し強く働きかけを行い、また仮に市が維持管理の移管を受けるようになった場合においても、市の単独負担にならないように、その財源確保に最善の努力をするよう要望してまいりました。
今回、三井石炭鉱業からは、移管に対して維持管理経費を基金の積み立てで対応したい。しかし、その基金については、現在通産省と協議中であることから、協議が整い次第、執行部及び議会に報告し、承認を得た後、引き継ぎを行いたいとしております。
委員会といたしましては、維持管理経費を基金で対応するからといって、また昨今の金利の状況からいっても、簡単に引き継ぎを承認できるものではなく、あくまでも国の責任で永久に管理を行うことを前提に、今後、移管については慎重に協議・検討を重ねてまいりたいと考えております。
さらに、執行部に対しては、移管を受ける場合に備え、物件など数値的な試算を行うよう意見を付しております。
以上、当委員会に付託を受けました関係分につきましては、慎重審査の結果、意見、要望を付し原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。以上で報告を終わります。
○議長(二場 武 君)
次に、
建設労働委員長に審査結果の報告を求めます。
(「議長」と呼ぶ声あり)
建設労働委員長。
○
建設労働委員長(竹内 徹夫 君)
議案第9号「平成12年度田川市
一般会計予算」のうち、当委員会に付託を受けました関係分につきまして審査結果を報告いたします。
まず、5款労働費におきまして3億9,748万8千円が計上されております。
予算内容といたしましては、旧失対従事者暫定就労事業費では、年間延べ人員を6,666人と見込み、公共施設の除草・清掃作業を実施することとしており、1億2,986万1千円が計上されております。
また、旧緊就従事者暫定就労事業費では、就労延べ人員7,720人の計画のもとに、前年度に引き続き成道寺公園整備工事を実施することとしており、1億5,945万5千円が計上されております。
このほか、高年齢者就業機会開発事業費6,992万9千円、勤労者総合福祉センター費3,124万3千円が計上されております。
次に、8款土木費におきまして37億7,653万9千円が計上されております。
予算内容といたしましては、まず道路橋梁費では、市民に身近な道路の舗装・改良や下排水路の整備を行うとともに、地区道路等整備事業、地方特定道路整備事業や臨時地方道整備事業など16カ所の整備が計画されており、また街路の清掃、街路樹維持管理委託料など所要経費が計上されております。
河川費では、前年度に引き続き新町地区急傾斜地崩壊対策事業が実施され、また芳ケ谷川しゅんせつ工事ほか河川改良に係る所要経費が計上されております。
都市計画費では、県施行で取り組まれております南大通り線整備事業に係る市負担金1億250万円及び用地購入費3億2,656万円が、また後藤寺東町線整備事業に係る市負担金250万円が計上されております。このほか市民の憩いの場として整備が進められております中央公園整備事業で、本年度は管理棟を建設するため4千万円が計上され、また下水道事業への取り組みのための経費が計上されております。
改良住宅建設事業費では、いよいよ本年度から松原第1地区の改良住宅の建設が着手され、平成12年、13年の2カ年の継続事業で81戸が建設されることとなっており、その所要経費が計上されております。また、松原第2地区における緑地用地造成、不良住宅買収除却等の経費が計上されております。このほか昭和56年に建設した後藤寺東団地3棟と西団地1棟の外壁改修工事を実施することとしており、所要経費が計上されております。
委員会といたしましては、松原第1地区改良住宅の設計に当たっては、高齢者が多いことや今後の高齢化社会を念頭に置き、バリアフリーを十分配慮して設計されるよう要望いたしております。
また、住宅使用料の滞納解消については、住宅管理公社の職員が努力されていることはうかがわれますが、管理戸数の増加の中でスタッフは不足しているのではないかと思われますので、スタッフの増員について要望いたしております。
このほか滞納者が住宅管理公社を訪れた際に、部屋が狭く、ゆっくりとしたスペースで相談が受けられない状況でありますので、このスペースの確保について意見を付しております。
最後に、14款産炭地域振興費におきまして41億3,432万3千円が計上されております。
予算内容といたしましては、産炭地域開発就労事業では就労延べ人員5万5,033人で、前年度に引き続き糒住宅団地造成工事、活性化センター造成工事など実施する計画で14億2,794万9千円が計上されております。
特定地域開発就労事業では就労延べ人員11万6,926人で、前年度に引き続き石炭記念公園拡張整備工事、猪位金中学校整備工事などを実施し、また今年度、新たな事業として三井伊田公園整備工事を実施する計画で、27億637万4千円が計上されております。
委員会といたしましては、現在、失対諸事業で実施している糒・平原・大浦住宅団地造成事業については、本市の定住人口増を図る上から重要な事業でありますので、今後とも、より積極的に事業推進を進め、早期完成に向け努力されるよう要望いたしておるところであります。
加えて、本市の硬直化した財政を打開するには、自主財源の確保を図らなければなりませんが、現状では税収などの確保もなかなか難しく、したがって糒・平原・大浦住宅団地にとどまらず、新たに三井用地を買収し住宅団地として分譲、その分譲による売払収入で本市財政の安定化を図る施策の検討方について意見を付しております。
以上、当委員会に付託を受けました関係分につきましては、意見、要望を付し原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。以上で報告を終わります。
○議長(二場 武 君)
ただいま各委員長の審査結果の報告が終わりました。
これに御質疑ございませんか。 (「議長」と呼ぶ声あり) 田尻議員。
○議員(田尻 新一 君)
各常任委員長の報告、大変御苦労さんですが、幾つかお尋ねをさせていただきます。
1つは、総務委員長にお聞きしたいんですが、今、報告の中で特別交付税が11年度は10年度に比較して1億4千万円、11%ふえたということなんですね。それで大変骨折ったと思うんですが、1億4千万ふえたのは、どういうところでふえたのか、わかれば、審議しておればお聞きしたい。承知のように特別交付税がふえるというのは、私の理解では、多分それだけの事業を重ねないと、そんなにふえないと思うんですね。通常の事業であれば普通交付税で算定されますのでね、普通交付税に算定されないものが特別交付税としてルール化されてるということですから、これは建設労働委員会でも、私、市長にもお尋ねをしたところなんですが、この場で特別交付税がふえた、1億4千万ふえたというところの審査の内容ですか、それを1つお尋ねしたい。
それから、2番目に市民プールの問題で、最終報告をまとめておると、最終報告のまとめに入っておるということなんですが、いつまでに最終報告をまとめるのか、目標をどこに置いておるのか、もう2年かかってるわけですから、最終報告をどこにまとめようとしてるのか、そのことを2番目にお尋ねをしておきます。
それから3つ目には、これは私が3月12日の新聞の切り抜きで、どの新聞かちょっと忘れたんですがね、新聞の切り抜きで、これは宮崎県の高鍋町の問題で「下水道事業消費税の還付金、申請漏れで4,500万円がふいになった」と、こういうことで、これは事前に調べてもらいたいということで資料を渡しておるんですが、結局、言わんとするところは、消費税法では、地方自治体の特別会計事業は、税務署に課税団体の申請をすればサービスで得る収入と投資する事業で払う消費税との差額が還付されるということなんですよ。私、その仕組みがようわからんので、きょう聞くんですが、そういうふうに田川市で置きかえると、これは財政に聞きましたら、水道企業会計と
市立病院の事業会計がこれに該当するかなということなんで、私がここで聞きたいのは、田川市の場合、消費税の課税団体の申請を、もちろん私はしておると思いますが、こういう還付を今までに受けたことがあるのか、あるいは還付の請求をしたことがあるのかどうか、そこら辺をお聞きしたいというのを総務委員長にお願いします。
それで今度、
産業経済委員長、随分詳しく鉱害の状況について報告をいただきました。お礼申し上げますが、それで、さっきの委員長の報告の中で私が聞いたのは、平成13年度内に三井の竪坑の揚水施設を移管を予定してると、こういうふうに私は聞いたんですが、間違ってなければいいんですけれども、間違っておったら訂正をしてほしいんですが、あの三井の竪坑の揚水を13年度以内に、例えば田川市に移管をする予定ということで今作業が進んでおるとするならば、その方向づけについては、
委員長報告でも随分言っておりましたように、当然国が責任持つべき問題、そして三井が責任持つべき問題で、田川市が肩がわりするような代物では決してないというのは、これは委員長の報告のとおりです。
私よく言うんですが、かつて議会の鉱害の特別委員会で、私も一緒に何度も三井にも行きましたし、通産局にも行きましたし、新エネにも行きました。そのときの結論は、結局、三井が責任持つから、もういいんですと、こういうふうな話を聞いて話が消えたんですね。最近、また話が盛り上がってきてるんですけどね。ですから平成13年度に、いわゆる移管を予定をして作業が進められているというふうに私が理解をしていいのかどうか、委員長に確認をしておきたいというふうに思います。
あと私の意見だけですが、さっき
委員長報告でも、いわゆる三井農地を中心にする鉱害復旧が終わりました。鉱害復旧が終わると、さっき報告ありましたように、減反の面積のカウントに鉱害田が入ったのが、今度は入らなくなるんですよ。そうすると、かなり農政としては、これ、きついんですね、減反面積をその分ほかで確保せないかんわけですから。鉱害ですると、もう鉱害復旧してる間は、当然田んぼつくりませんから、農家にとっても、そんなに痛手がない。しかし、今度はもう丸々田んぼを休ませないかん。ですから、私は、問題意識として私がここで再度思うのは、鉱害復旧が終わった段階で新たな、やっぱり減反あるいは転作に対する市の姿勢、対応が問われてるなというふうに実感をしたので、これは私の感想だけ述べさせていただきました。以上の点でちょっとお尋ねをしたい。
(「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(二場 武 君)
総務文教委員長。
○
総務文教委員長(雨矢 紀一 君)
田尻議員から私ども総務文教委員会に対しまして3点の御質問をいただいたと認識をいたしております。
まずその1点は、特別交付税が昨年比1億4,300万、11%の伸びを示しておるが、この要因は何なのかと、こういう質問であろうと思います。私ども審議の過程におきまして、財政課長よりその旨の同じような質問をいたしましたところが、分析が現時点では不可能であると、このようなおおむね説明をいただいておりますけれども、それだけでは答弁にならないかと思いますので、この件につきましては、財政課長の方に答弁をゆだねたいと思います。
それから2番目に、このプールの最終報告がいつなのかと、市民プール改修・改築企画委員会が中間報告をいたしました。そして今、最終報告の仕上げ段階に入っておるということでありますけれども、この件については十分な審議がなされないまま今日に至っておりますので、改めて教育長の方から御答弁を願いたいと思います。
それから3番目は、消費税の取り扱いの問題でございますけれども、田尻議員さんの質問の趣旨から判断すれば、本市においては
市立病院、それから水道企業会計、将来では下水道事業等が始まりますと、それも該当するかと思います。これらの件につきましては、総務文教委員会といたしましては、改めて審議をいたしておりません。したがいまして、その具体的な取り扱い等につきましては、またこれも随分無責任な話ではありますが、執行部に答弁をゆだねたいと思います。以上3点、答えさせていただきます。
(「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(二場 武 君) 総務部長。
○総務部長(福山 春彦 君)
田尻議員さんの御質問の1点目と3点目につきましてお答えを申し上げます。
今年度の特別交付税が前年に比べまして11%、1億4千万円増加したということを報告いたしておりまして、委員会でも、その原因は何だろうかという質問が出ております。現在、鋭意、調査分析中でございます。今年度の状況を見てみますと、まず、特別交付税のうち都道府県分が全国レベルで20%減になっております。それから、いわゆる大都市が12%から13%減になっております。それに比べまして、いわゆる都市でございますね、都市が11%アップしてるというふうなところまでつかんでおりまして、現在本市の増の要因を調査分析中でございますので、また、できましたら近い機会に御報告申し上げたいと思いますが、特別交付税の性格上、なかなか実態がつかめないで苦慮しているところもあわせまして御報告をしておきたいと思います。
次に、3点目に御質問の宮崎県高鍋町で下水道事業消費税の還付金を4,500万円受け取れなかったと、こういう報道がございまして、これは朝日新聞の3月12日の報道でございます。これに関連しましてお答えいたしますが、恐らく高鍋町では、所轄の税務署に対する所定の手続をとっていなかったんではないかと思われます。この手続は、消費税課税事業者届出書という手続なんですけれども、これをとっていませんでしたもんですから、国から還付が受けられなかったということだろうと推測できます。
そこで、この還付制度につきまして簡単に御説明を申し上げます。消費税法で、地方公共団体が特別会計を設けて実施する事業の収入に伴っている消費税よりも、事業実施のために投下をする設備投資とか、物品の購入等に伴って支払う消費税の方が大きかった場合、この差額を定められた計算方式で算定して、国から地方に還付されるというのが、この還付方式でございます。この還付を受けるためには、先ほど申しました消費税課税事業者届出書という手続を税務署にしておく必要があるわけでございます。本市の場合も、御指摘がありましたように、特別会計が納税義務者となりますが、医療費が消費税の対象外であるため、実際の支払い義務者となる特別会計は水道事業会計と病院事業会計でございます。2つだけでございます。本市におきましては、両特別会計とも田川税務署に所定の手続をとっておりますので、適切な
事務処理が行われております。
そこで水道事業会計と病院事業会計の概要を簡単に御説明申し上げます。
まず、水道事業会計におきましては、課税売上高が平成10年度決算では12億2,500万円となっておりますので、法律的には本則課税という課税の適用を受けておりまして、このために原材料の購入等で支払った消費税より水道料金に対して課税した受け取った消費税の方が大きいため、その差額を国に納め続けております。
それから病院事業会計でございますが、病院事業会計におきましては、医業収益の根幹を占めます診療報酬が消費税の課税対象外となっております。そこで対象になりますのは、差額ベッド料とか、診断書交付手数料などごく限られております。課税売り上げが少ないために税の方式としては、本市に有利な簡易課税方式というのを採用し納税を行っております。しかしながら、新病院の建設という多額の設備投資、いうならお金を支払う事業ができましたので、これに伴いまして消費税も増嵩いたします。そういうことを予測いたしまして、本市におきましては、本市に有利ないわゆる本則課税方式に変更をお願いいたしまして、平成9年度と平成10年度の2カ年間で320万円の消費税の還付を受けております。このようにして収入の確保に努めているところでございます。以上でございます。
(「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(二場 武 君) 教育長。
○教育長(月森 清三郎 君)
プールの最終報告についてでございますけれども、現在、中間報告につきましては、議会を初め各社会教育団体あるいはスポーツ関係団体、そして、さらには市民グループ団体等につきまして、中間報告の内容の説明を鋭意進めてまいりまして、終えたところでございます。したがいまして、それらの意見を踏まえまして、できますならば4月中には最終報告書の原案を作成いたしたいと思っております。なお、この事業に当たっては、膨大な経費を要することになりますので、県ならびに国と制度事業等におきまして、現在接触を重ねておるところでございます。それらを含めまして、できますならば4月いっぱいに原案を作成いたしまして、5月ないし6月の総務文教委員会の方に提出をしてまいりたいというふうに思っております。以上です。 (「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(二場 武 君) 市長。
○市長(滝井 義高 君)
今、特交の問題ですが、私たち産炭地の市の協議会をつくっております。したがって、毎年、特交の時期になりますと産炭地の市が団結いたしまして、自治省に対して産炭地は大変多くの出費が要ると、したがって特別の配慮をしていただきたいということで各自治体ごとに要求をする総額を、夕張は夕張、田川市は田川市と出していきます。田川市は多分52億ぐらい出しておったと思いますが、その出したものを自治省の財政局に行って、市長会の財政部長、自治省から来ておりますが、これを先頭にしてお願いをいたします。そうすると審査してくれるわけですが、その具体的な内容は、今、総務部長が言われたように、わかりませんけれども、御存じのように13年になると時限立法が切れてくる。したがって我々もやっぱり最後の詰めはしなきゃならんから、最終的に何らかの形で14年以降にも我々が泳いでいける形をつくってもらう必要がある、財政的要求はする必要がある、こういうことでお願いをいたしました。その結果、今年は田川市だけではなくて、大体、産炭地の飯塚、直方、田川市、中間等、全部1割程度ふえております。したがって、産炭地について特別な配慮をしたかどうかはわかりませんけれども、その内容というのは、なかなか端倪すべからざるものがございまして、内容はわかっておりません。しかし一応、産炭地の配慮はしていただいたと思っております。それが一つです。
それから、鉱害の問題、非常に大事でございますので、この際お答えをしておきたいんですが、九大の西田教授が生存中は、三井が西田教授に頼みまして、竪坑揚水を臨鉱法でやると、こういう方針でございました。これは通産も理解をしておったと思いますが、その揚水の水を彦山川の下流に持っていって自然流下をさせると、あるいは一定の程度上がっていけば、自然流下させると、そういう約束でございました。ところが西田さんが亡くなってしまいまして、その推進力がなくなりました。
その後、彦山川の左岸と右岸の全体的な鉱害復旧をやることになったわけです。そのときに熊本の農政局の鉱害課長、それから通産局の調整課長等が参りまして、田川市で農民と私たちも交えて、この揚水をどうするかという問題の討議に入りました。そのときに熊本の農政局から、この揚水は、最前、田尻さんが言ったように、臨鉱法をかけて彦山川に流すんじゃなくて、永久に揚水をいたしますということになったわけです。そこで我々はおかしいと、永久に揚水をするということになると、これはいろいろ問題が起こる。例えばまちの陥没が起こらないとも限らないと、そういうときには、だれが一体責任を持つかという論議をしました。なかなか一筆を出せということでございましたが、一筆は出せんと。それじゃあ、この会議の会議録をつくりましょうと、こういうことになりまして、会議録をつくって最終的に三井と国が責任を持ちますという形になってきたわけです。
ところが、最近になりましてから、いよいよ鉱害復旧が全部終わってしまいまして、揚水をするとなると、もう三井さんはここにいなくなります。それから国もこの永久に責任を持つなんていうことはなかなかできない、役人がどんどん変わってしまいますから。そこで最近は、通産局の方から、御存じのように鉱害が13年度で一応終わる形になります、臨鉱法が終わりますから。したがって、13年までにあの揚水問題を片づけたいと。だから市長さん、基金を積みたいと。これは御存じのように農地関連でございますので、基金は国が、NEDOが積みます。そうするとNEDOが積みますと、農地関連ですから15%は三井が積むことになります。ところが問題になってきたのは、金利が7分とか8分で回るときには、今、1千万か1,500万、年間電気料が要るわけですから、その分だけを積んでもらえば、1億か1億5千万あればよかったわけです。ところが今、10億から15億を積まなきゃならんという問題が出てくるわけです。そうしますと、10億から15億というと、10億でも三井さんが1億5千万は積まなきゃならん、あるいは2億を積まなきゃならんというような、こんな問題が起こります。
したがって、通産局やNEDOは、滝井さん、できれば13年までに基金を積みたいと言っているけれども、三井から何も相談がないかと、まだ三井から何も相談ありません。しかし、これは最終的にここにずっととどまっておるのは田川市がとどまって、三井さんも、それから役人の方もかわってしまいますから、最終的に私の方が責任を持つことになります。これは井堰その他全部NEDOが基金を積んで、その維持管理をもらっておるわけです。したがって、やはりこれから永遠に維持管理ができる基金を積んでもらって、それを田川市が管理してやると、こういう形にならざるを得ないんじゃないかと思っております。しかし、まだ具体的に三井さんの方から基金を積むから引き取ってくれということは、公式にはあっておりません。
それから、そのことと同時に、今、田川市の減反は229.3ヘクタールやっております。国が96万3千ヘクタールだと思います。これは今、御指摘になりましたように、だんだんこの減反が免除されなくなる、鉱害復旧が終わってしまうと美田に返るから。ここらを3年間は、鉱害復旧が終わった後は地力が回復してるかどうかというのを見なきゃなりませんから、13年よりちょっと先に行くんじゃないかと。その間のこの減反の問題をどういうように取り扱うかというのは、ちょっと私もまだわかりません。したがって、この問題については、農林省なり政府と折衝をして、こういう農地が地力を回復するまでは減反を今までどおりやってくれるのかどうか、そこらは非常に微妙なところでございますので、今の御指摘の問題は、今後重要な課題として検討をしてまいりたいと、こう思っております。以上です。
(「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(二場 武 君)
産業経済委員長。
○
産業経済委員長(藤井 亀夫 君)
田尻さんの質問にお答えいたします。私が説明する前に、市長さんが先にもう全部言うてしもうたから、私しゃべることないと思いますが、一応詳細については、一応13年度中に移管をしたいと、それで基金を積み立てたいと、先ほど
委員長報告しました伊田竪坑、それから沖島ゲート第1取水池、第2取水池、災害時用水地、五月田用水池、下伊田用水池、赤熊保水池の8施設については、今後三井さんと鋭意話し合いをしていかなければなりません。13年度中にできるか、できんかということは、これはわかりません、向こうの要望でございますので、今現在、通産局と協議中と、協議が整い次第、こっちの方に打ち合わせしたいということでございますから、それで執行部だけで、行政だけで決めたらいけませんよということは、委員会でも強く申し上げておるところでございます。で、協議ができれば13年中に基金の話が来ると思います。以上で報告を終わります。 (「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(二場 武 君) 田尻議員。
○議員(田尻 新一 君)
今、答弁をいただきましたが、最初の特別交付税については、1億4千万ふえたのはよかったけれども、どこでふえたかわからんと、説明つかんのも困ったもんでね。ふえて説明がつかんのと、減らされて説明がつかんのとは、受け取る方は随分違うんで、そんなに私はここで問題にするつもりはありませんが、わからんいうより、わかった方がいいからということで、わかったときにはお願いします。
それからプールの件は教育長から4月中にという話がありましたので、ひとつそのことで理解をいたしました。消費税の問題は、
市立病院で320万、還元を受けたと。余り大きくない、金額的にはですね。しかし、引き続きお願いします。
最後に、鉱害問題で委員長が答弁する前に市長が詳しく言ってしまって、私もどう思っていいかわからんですが、1つだけこの問題で私意見をつけ加えたいと思うのは、竪坑揚水の問題で、今委員長も言いましたように、執行部任せにしたらいけないんだということですよね。もちろんそれはそうです。それで滝井市長は、もう13年度で田川市が引き取らざるを得ないという見通しを、もう頭の中では描いておるごとある。しかし、それは滝井市長が先走ったらいけないんですよ。さっき委員長が心配したように、これは十分やっぱり議会の皆さんと我々と、そこら辺は、決定するときはしないと、市長は、それは絶対いけませんよ。
それはあなた、あの電気代だけの問題やないんですから、あの中に入ってるあのポンプが問題なんですからね。あの中に入ってるポンプは、私が鉱害の特別委員会のときには、あれ2基入ってるんです、大きいのと小さいのと。しかもドイツ製で、全部ステンレスなんです。日本じゃできないというんですよ。それ耐用年数があるんです。値段も何千、かなり大きな金額言ってましたよ。ですからね、電気代の揚水だけであそこは終わる問題じゃない。そういう中に入ってる、潜ってるポンプも、ものすごい金かかるんですよ。
ですから、基金でとかいう市長の苦心の案もあった。それから三井と国に対する責任をとってもらう、そういう当然のことは、もう市長もさっき言いましたね。だから、これだけは決して田川市が、私は簡単にはとらないと思うんですが、かなり慎重に決めていただきたいと、それこそ永久なんですね。そういう点で三井に対して、市長が田川市の言いたいことばっかり言って、言えるかどうかという問題もいろいろありますけどね、しかし、これはやっぱりシビアにお願いしたいということで、私の質問を終わります。
(「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(二場 武 君) 北山議員。
○議員(北山 隆之 君)
市民プールの問題は、私も平成10年度末、平成11年の2月でしたか、一応、市民プール改築・改修検討委員会に参画をさせていただいて、一応諮問をいたしております。そのときには、平成11年の3月ですから、10年度の末です。そして鋭意11年度において、先ほど総務委員長さんの方から報告ありましたように、企画検討委員会、さらに教育長さんの方の補足報告の中で、4月末には何とか結論を出すということを承っておりますが、総務委員長の方にお願いをしたいのは、今回、当初予算では上がってないと思います。膨大な予算が要るということでございますので、ひとつ6月の補正の段階で段取りはいただいておるものと確信を持っておりますので、よろしく頑張っていただきたいと思います。
さらにもう1点は、これは産業経済委員会の藤井委員長さんの方にお尋ねすべきところではありますが、特別交付税の問題であります。平成11年度で2年前から鋭意地元の検討していただいて、さらに今回、平成11年度中の予算の中で施設が今できております。委員長さんにお伺いしたいのは、当初、特別交付税たるものは同和事業ですから、3分の1が国、3分の1が県、さらに3分の1の分は市が払うと、その3分の1の80%は特交で返ってくる。しかし、80%は返ってこないかもわからんということで、施設組合さんの方に前年、平成10年度の分は4.4%の施設負担、組合負担ということでしておったようでありますが、平成11年度は11%を出しなさいということで、一応合意をしたということで聞いております。
しかし今回、今、総体的には平成11年度分が1億4千万円ふえたということ、これについて減るかもわからないから4.4%から11%にしなさいということで合意形成はされてはおりますが、今の実態で11%ふえたと、逆に。ということでございますので、同和事業の理念に基づいて当行政は利益を上げていいのかどうかという問題もひとつ今後議論をお願いをいたしたいと思います。場合によっては、そしてさらに総務部長の方からも特交については全くわからないと、このようなことでは、田川市の500億余りを扱う当市の会計において、財政において、計数管理が果たしてできるものだろうかということを疑問に思っております。
そういうことで、産経委員長にお願いしたいのは、今回11年度において11%の負担をかけた施設組合に対することはそれでいいのかどうかということを、ひとつ答弁は要りませんので、ひとつ研究課題としてさらに再検討、再考ができるものであればお願いをしたいと思います。以上です。
○議長(二場 武 君)
ほかに御質疑ございませんか。 (「議長」と呼ぶ声あり)平田議員。
○議員(平田 芳馬 君)
各委員長さんの詳細な報告について、私からもひとつ御苦労でございましたと申し上げさせていただきます。総務委員会に2点、
産業経済委員長に1点ほどお伺いを申し上げます。
私は、市政功労者の会員なんですよ。市政功労者会の会員です。現在、その市政功労者会の会の事務は福祉協議会の会長がしておるようです。私は、この前お会いしたところが、福祉協議会の会長は、もうひとつ私の事務の限界を超えると、特に福祉協議会としては、介護保険等に介入する体制に移っておるので、もうこれ以上の
事務処理はできかねるから、解散をしたいというような表現を使っておったことは事実なんです。その市政功労者会というものは、市の条例7号の昭和48年3月31日から発足しておるんですよね。「田川市名誉市民、市政功労者及び文化功労者に関する条例」として条例事項で推薦委員会の推薦をいただいて、毎年3人か4人の市政功労者が誕生いたしております。
その人たちがその名誉を守るために、そして市政に貢献するために市政功労者会が年間2回ぐらい総会を持って、市長を呼んで、いろいろ活動をしておるという実態なんですから、どうして処理をできませんかと言ったら、実は私とこが全部
事務処理するという体制は、もう限界が来ましたからと言うんですよね。それで条例の内容を調べてみますと、それは任意団体ですから、私は市政功労者があってもなくてもいいようなもんだけれども、少なくとも市の予算を30万、市政功労者会の経費を使っておるという事実がある限り、私はそう簡単に解散をする体制にないというふうに考えております。特に、市政功労者の条例第2条には市政功労者の称号と、それから第10条に名誉市民及び市政功労者に関する事務は総務課、文化功労者に関することは教育委員会の事務局により処理すると条例に明確にうたっておるんですからね、解散するなんてことは考えられませんが、このことについて総務委員会でひとつ御審議がなされておりましたら答弁を願います。
2点目は、区の行政について、いろいろ分割その他の話が出てくることは事実なんですよね。私は、資料をいただいてみましたら、平成11年の9月の総務課の資料として、区及び組の組織、区長・組長、中間連絡員の設置及び報償に関する現状と課題というふうな議題が出て討議されておるようでございますので、この件についてひとつ討議されておりましたらお願いをしたいと思います。
第3点は、皆さん御承知のように、青果市場が解散をして飯塚に移るという事実が、もう具体的な形で出てきております。12年の4月1日統合日を決定して、12年の10月1日に、もう田川の青果市場は閉鎖するんですよ。そして全部飯塚に持っていくということになるんですね。飯塚では、もう既に8億の予算を投じて組織の、地域の拡大を図っておるという報告を私は知っております。そうなると、田川の米に関しては別です、青果市場は野菜専門ですから、少なくともあそこの地域における生産量というのは、大したことじゃないにしても、田川の市民が、田川の農民が小さい組織を使って、言うなら田面を使って生産しておるんですね、野菜を。その持って行き場がなくなった場合にどうなるのか、このことについては、坂田市政の時点で私は産経委員会に所属した時点で、軟弱蔬菜の価格安定性度というのをつくって、言うならば野菜の生産の意欲を増強すると、意欲にひとつ努めてもらうということでつくってきた経過があります。それは今、そういう名じゃなくて、田川市蔬菜安定基金という制度になっておるというんだが、その制度の実際どう運営されておるのかが、まず1つ。それから市場が向こうに移った時点で、その生産者の体制をどう考えておるのか、討議をされておりましたら、ひとつ御説明をいただきたいと思います。以上3点。
(「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(二場 武 君)
総務文教委員長。
○
総務文教委員長(雨矢 紀一 君)
総務文教委員会で、確かに審議はいたしましたけれども、意図するところをもって審議が尽くされたかどうか、こうなってまいりますと、いささか不安でありますし、私の記憶の中で定かではありません。ただ、記憶にあるところでは、平田議員がおっしゃるとおりに、市政功労者なる者は条例でこれを定め、取り扱い等については、まさにこの市政に長年にわたって功労があったと、取り扱いはぞんざいにしてはいけない、こういうことはおっしゃるとおり、私ども総務文教委員会では認識をいたしております。そこで原課の方、総務課と、それから現会長とが今後も誤解なきように十分に話し合いをし、その結果をまた踏まえて、総務文教委員会に報告をするようにということで取り扱い方についても慎重に行うことを進言をいたしたところであります。
それから、区長会につきましては、今回は議論が非常に少なかったと記憶いたしておりますので、現時点における総務課の対応につきましては、所管課の方に答弁をゆだねることにいたします。
○議員(平田 芳馬 君)
所管課の答弁は、私は求めません。所管委員会で重ねてひとつお願いしますので、執行部の答弁は要りません。 (「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(二場 武 君)
産業経済委員長。
○
産業経済委員長(藤井 亀夫 君)
平田議員さんの御質問にお答え申し上げます。青果市場の問題については、今回、協議はしておりませんが、以前から皆さん方も御存じのように、直方・田川・飯塚合同青果市場が飯塚の方に全部移るということでございます。跡地については、いろいろまた話し合いが今から行われるのではなかろうかと、それというのも、やっぱり仲買人さんが、今、田川にかなりおります。飯塚まで行って仲買して、田川に持って来るかという問題もありますし、先々、朝市とか、いろんな夕市とか、組合の中で計画ができれば、そういう問題がどうやろうかという話し合いは時々出ておりますが、今後この問題については、また執行部とよく話し合って協議していきたいと思っております。以上でございます。 (「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(二場 武 君) 平田議員。
○議員(平田 芳馬 君)
市政功労者の条例の件については、総務委員長が重大な関心を持っておられますので、私からあえて執行部からの答弁は要りませんが、少なくとも条例の中に、言うならば教育委員会の事務局と総務課で事務を処理すると書いておりますからね。そのことについては、ひとつぜひ実施してほしいと思っております。そのいきさつ、経過はどういう形で向こうに移ったかというのは、それは私は詳細に知りませんけれども、ぜひひとつ、このことも総務委員会の所管として、ひとつぜひ御検討いただくことをお願い申し上げます。
第2点の区の行政についての質問でございますが、これも私はこの資料をいただいてみると「各組の基本的な位置等についての役割は、住民の生活環境上の便利のため」というような表現を使っておりますが、その後段には「行政運営の合理的手段の一つとして協力を依頼しておる」というように二面の線がありますしね、自主的に組長・区長の報償金で12年度予算は4,138万8千円支払っておるんですよね。そうなってくると、ひとつぜひ検討方をいただきたいというのは、この資料の中に、第5に現状の問題点と書いております。その現状の問題点の中に「平成8年3月議会において、
総務文教委員長から次の点について、適切な見直しとその見直しにかかわる経過報告を要請された」と書いてます。地区の世帯数においては最大区は、1区で788世帯、最少地区が、一番小さいので21世帯、そしてこれらの組に入らない世帯が667世帯と書いております。
ところが、これは平成11年9月の時点における総務課の報告なんですから、平成12年の1月4日現在におけるこの行政実績を見てみますと、最大区788世帯が785世帯に減っております。それから一番小さい区21世帯というのが19です、19戸で1区が形成されております。そして特に問題は、単独の組に入らない世帯が667世帯から4,448世帯にふえておるという実態なんです。これでは市の行政が末端の市民の皆さんに徹底するかどうかというのは問題でございます。隣組の昔の姿に返せという意味じゃございませんけれども、少なくとも4,200万近くの予算を報償金として区長さんにお払いしておる限りは、ある程度の規制があって区の行政の末端徹底を図るべきではなかろうかというふうな気がいたしますから、特に問題点を指摘しながら、その後どうなっておるかということは具体的にあっておりませんけれども、問題点としては提示をいたしております。この第2についても、団地等の密集地帯については80世帯が適当だろうと、それから広域な地域については50世帯というようなふうに、いろいろ具体的な例を挙げておりますから、このことについては、ぜひひとつ検討方をお願いを申し上げておきます。
それから、産経委員長にお願いしますが、もう10月1日から閉鎖するんです、田川の青果市場は。そうすると、つくった人、野菜の皆さんは、もう飯塚まで行って、ひとつ持っていけませんというのが生産者の現実の姿でございますから、余り悠長なことで検討していただくと、10月の時期に間に合わん形になりますから、このことは議会の、産経委員会の皆さんにもお願いを申し上げますと同時に、所管委員会では、ひとつ早々な取り組みを私からお願いをして、委員会で取りまとめていただくようにお願いを申し上げて、私の質問を終わります。以上。 (「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(二場 武 君) 香月議員。
○議員(香月 隆一 君)
時間が下がっていって申しわけないんですけど、2点ほど
総務文教委員長に1点、
産業経済委員長に1点、質問をさせていただきます。
まず、
総務文教委員長には、先ほど
田川市立図書館設置条例の全部改正について可決をしたところでありますが、具体的に図書館でのコピーなんかの手数料が費用負担ということで実費になったというのが主な改正の点であったというふうに思います。これも昨年の決算委員会で指摘をさせていただきまして、具体的に条例改正、4月から施行されるということは非常に、今の時代、行政が具体的に手数料を下げていくと、値下げしていくというか、非常に勇気の要ることだと思いますし、市民の側からしてみたら大変ありがたいことだと思うんですが、ただ、そこで心配になったのが、情報公開条例に、その施行規則の中にコピー代として1部35円という記載があります。同じコピーをする使用料が、片や図書館では安くなった、片や情報公開条例で請求したら1部35円取られたということになれば、同じ市民の側からとってみたら、そこにやっぱり整合性がないように思います。片や費用負担だから実費として安くなった、片や手数料だから35円のままだというのも説明がつかないと思いますので、そういった審議が総務文教委員会の中でなされていましたら報告お願いしたいと思いますし、もし、なされていないとするならば、今後ひとつ総務文教委員会の中でも検討していただきたいなというふうに思います。
もう1点が、
産業経済委員長にお聞きしますが、衛生費の資源回収助成金について質問します。
たしか11年度の当初予算では500万円計上されてたんじゃないかなというふうに思います。今年度が600万円ということで、100万ほどふえてます。この資源回収助成金につきましては、私の記憶するところでは、平成9年度が500万の当初予算、平成10年度が600万円、平成11年度が500万円、そしてまた今回600万円ということで、500万、600万、500万、600万というふうになっているわけですけど、前回、一回100万円ふやして計上されたときには、実施団体がふえている、回収量がふえているということで1キロ当たり5円の古紙なんかに対する助成金を500万から600万円にふやされたと思います。しかし、今資源回収団体や回収量が徐々に減ってきている状況の中で、500万から600万に値上げされたわけですが、100万円ふやして計上されたわけですから、その理由について執行部の方からどのような説明があったのか、またどのような審議がされたのかお聞きしたいと思います。私としては、1キロ当たり5円の助成する単価を1円でも2円でもふやしたことによって、ここに100万円プラスして計上されたのだったら、非常に今後の資源回収の促進、またリサイクル、ごみ減量の促進に大きく影響する政策であると思いますし、非常に執行部としてすばらしい政策を提案されたものだというふうに思いますけど、そこのところの審議がどうだったのかをお聞きします。
(「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(二場 武 君)
総務文教委員長。
○
総務文教委員長(雨矢 紀一 君)
香月議員さんの質問にお答えをいたします。まず、情報公開条例の一部複写代が35円である、私は、この認識すら知りませんでした。
まず、おっしゃるとおりに、今回、図書館資料のコピー代が20円に、現行は30円でありましたけれども、条例を全部廃止することによって手数料ではなく費用負担と、こういうことで20円で進もうと考えております。したがいまして、ここでこの2つの値段の違い等々は指摘をされまして初めて私も自覚をいたしました。今後、これらについてどうなのかということは、私ども総務文教の課題としてとらえてまいりたいと、このように考えております。
なお、コピー代という性格の中には、図書館の資料を提供するという意味で、恐らくコンビニとか特別安いところでは1部10円でなさっておられるところもある、10円でしたらいかがか、このような提案もありましたけれども、内容が今申し上げましたように、図書館の資料の提供、こういう部分もあって20円にさせていただいたと、こういうことで御認識をいただきたいと思います。 (「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(二場 武 君)
産業経済委員長。
○
産業経済委員長(藤井 亀夫 君)
香月議員さんの質問にお答え申し上げます。ごみ情勢が非常に厳しい中であって、金額的に100万上がったり下がったり、どういうことかということでございますが、細かい論議はしておりませんので、執行部の方からその経緯については御説明させます。経済部長、お願いします。 (「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(二場 武 君) 経済部長。
○経済部長(塚本 周洋 君)
香月議員の御質問にお答えを申し上げます。おっしゃとおり9年、10年、11年と上がったり下がったり、いろいろやっているわけでございますが、11年度を踏まえて見ますと、古新聞あるいは雑誌等が年々増加の傾向にあることは事実でございます。したがいまして、大体12年度で約1,200キログラムと想定いたしておりまして、これに奨励金5円を掛けますと約600万になるわけでございまして、これは大変申しわけございませんが、つかみの数字ということで、現在のところ、そういうことで算出をいたしております。以上でございます。
(「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(二場 武 君) 香月議員。
○議員(香月 隆一 君)
今、経済部長の方から御説明いただきましたけど、この資源回収奨励金、本当に500万、600万、500万、600万というこの4年間の動きなんですけど、私の認識としては、徐々に回収団体も減っている、回収量も減っているというふうに思っています。そういった中でありますので、特に一生懸命ボランティアでやっている地域の子供会の皆さん方は、こういった活動を続けていく上で、もう1円でも2円でもふやしていただきたい、そうしなければ実費のガソリン代さえもでないといったふうな声がよく聞かれます。私は、当初ごみ有料化に賛成をいたしました。賛成した理由は、ごみ減量・リサイクルを推進していく、そのために現在のごみ袋を導入し、有料ごみ袋を導入していくという説明でありましたので、さらにそこで得た益金なんかは、リサイクルの推進、ごみ減量の施策に回していくべきだというふうに思っています。
そういった中で予算を組んでも、その予算に資源回収奨励金が届かない実態が今まであったというふうに思いますので、そういった中であれば、1円その資源回収奨励金をふやしても、例えば50万円ぐらい、2円ふしたら100万円ぐらい、そういった状況でありますので、今回1円、2円の資源回収奨励金の上積みをやっとされたのかなというふうに期待して質問させていただきました。また、もうすぐ平成11年度の実績なんかも出ると思いますので、その実績を見た後で、この点については産業経済委員会の方でもさらに議論を進めていただいて、経済部の方でも十分議論をしていただいて、今後の施策を考えていただきたいというふうに思います。以上です。
○議長(二場 武 君)
ほかにございませんか。 (「なし」の声あり)
ほかに御質疑がないようでありますので、これより採決いたします。
議案第9号に対する各委員長の報告は
原案可決であります。本案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第9号「平成12年度田川市
一般会計予算」は、原案のとおり可決されました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次に移ります。
日程第22議案第10号「平成12年度田川市
国民健康保険特別会計予算」を議題といたします。
厚生委員長に審査結果の報告を求めます。 (「議長」と呼ぶ声あり)
厚生委員長。
○
厚生委員長(原口 秋良 君)
当委員会に付託を受けました議案第10号「平成12年度田川市
国民健康保険特別会計予算」につきまして審査結果を報告いたします。
本年度の予算額は、歳入歳出それぞれ53億4,600万7千円が計上され、前年度当初予算と比較して3億1,284万2千円の増額となっております。
まず、歳出においては、一般療養給付費で20億3,300万円、退職者療養給付費で8億2,600万円が計上されたほか、介護保険の実施に伴い、第2号被保険者に係る介護納付金1億6,428万5千円が新たに計上されております。一方、これに対する歳入としては、国民健康保険税に介護保険料を加算した額12億8,543万7千円、国庫支出金26億3,771万5千円が計上されたほか、退職者医療に係る交付金、繰入金などが計上されるとともに、財政安定化基金からの繰入金2億6,001万6千円を計上し、収支の均衡が図られております。
なお、執行部からは、この財政安定化基金からの繰入金については、当初予算で国民健康保険税、国庫支出金などの収入が不確定であることから、基金の取り崩しにより収支の均衡を図っており、前年度決算が確定すれば、例年2億数千万円の繰越金が生じることから、その分を12月に補正し、基金の取り崩しを最小限にとどめたいとの説明があっております。
その他、委員会では健康管理システムの開発について、システムを十分に生かしていくためのマンパワーの確保も必要ではないかとの意見があっております。
以上、本案につきましては、慎重審査の結果、意見、要望を付し原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。以上で報告を終わります。
○議長(二場 武 君)
ただいま
厚生委員長の審査結果の報告が終わりました。
これに御質疑ございませんか。 (「なし」の声あり)
御質疑がないようでありますので、これより採決いたします。
議案第10号に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第10号「平成12年度田川市
国民健康保険特別会計予算」は、原案のとおり可決されました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次に移ります。
日程第23議案第11号「平成12年度田川市
老人保健特別会計予算」を議題といたします。
厚生委員長に審査結果の報告を求めます。 (「議長」と呼ぶ声あり)
厚生委員長。
○
厚生委員長(原口 秋良 君)
当委員会に付託を受けました議案第11号「平成12年度田川市
老人保健特別会計予算」につきまして審査結果を報告いたします。
本年度の予算額は、歳入歳出それぞれ83億6,592万8千円が計上され、前年度当初予算と比較して7億8,989万3千円の減額となっております。
まず、歳出においては、医療給付費で介護保険でのサービスが行われる分を減額したことから、前年度に比べ8億円減の83億円が計上されたほか、老人保健電算共同処理費の委託料などが計上されております。一方、これに対する歳入としては、支払基金からの医療費交付金55億7,445万円や、国・県支出金並びに一般会計繰入金などが計上され、収支の均衡が図られております。
本案につきましては、別段異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。以上で報告を終わります。
○議長(二場 武 君)
ただいま
厚生委員長の審査結果の報告が終わりました。
これに御質疑ございませんか。 (「なし」の声あり)
御質疑がないようでありますので、これより採決いたします。
議案第11号に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第11号「平成12年度田川市
老人保健特別会計予算」は、原案のとおり可決されました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次に移ります。
日程第24議案第12号「平成12年度田川市休日
救急医療特別会計予算」を議題といたします。
厚生委員長に審査結果の報告を求めます。 (「議長」と呼ぶ声あり)
厚生委員長。
○
厚生委員長(原口 秋良 君)
当委員会に付託を受けました議案第12号「平成12年度田川市休日
救急医療特別会計予算」につきまして審査結果を報告いたします。
本年度の予算額は、歳入歳出それぞれ8,658万3千円が計上され、前年度当初予算と比較して168万8千円の増となっております。
歳出の主なものといたしましては、医師等の出務賃金6,675万3千円が計上されたほか、薬品費や自動血球計数測定器を新たに設置する整備費等が計上されております。一方、これに対する歳入といたしましては、診療費事業収入4,515万6千円、町村負担金2,363万6千円のほか、一般会計繰入金などが計上され、収支の均衡が図られております。
原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。以上で報告を終わります。
○議長(二場 武 君)
ただいま
厚生委員長の審査結果の報告が終わりました。
これに御質疑ございませんか。 (「なし」の声あり)
御質疑がないようでありますので、これより採決いたします。
議案第12号に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第12号「平成12年度田川市休日
救急医療特別会計予算」は、原案のとおり可決されました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次に移ります。
日程第25議案第13号「平成12年度田川市
住宅新築資金等貸付特別会計予算」を議題といたします。
厚生委員長に審査結果の報告を求めます。 (「議長」と呼ぶ声あり)
厚生委員長。
○
厚生委員長(原口 秋良 君)
当委員会に付託を受けました議案第13号「平成12年度田川市
住宅新築資金等貸付特別会計予算」につきまして審査結果を報告いたします。
本年度予算額は、歳入歳出それぞれ2億1,804万3千円が計上され、前年度当初予算と比較して5,857万4千円の減額となっております。
まず歳出において、起債償還元金及び利子1億8,746万3千円が計上されております。一方、歳入においては、貸付回収金1億7,189万8千円及び県補助金4,612万9千円が計上され、収支の均衡が図られております。
なお、住宅新築・改修、宅地取得の貸付業務は平成8年度で終了しており、現在、執行部においては貸付金の回収業務に全力を挙げて取り組んでいることを申し添えておきます。
以上、当委員会に付託を受けました本案につきましては、別段異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。以上で報告を終わります。
○議長(二場 武 君)
ただいま
厚生委員長の審査結果の報告が終わりました。
これに御質疑ございませんか。 (「なし」の声あり)
御質疑がないようでありますので、これより採決いたします。
議案第13号に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第13号「平成12年度田川市
住宅新築資金等貸付特別会計予算」は、原案のとおり可決されました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次に移ります。
日程第26議案第14号「平成12年度田川市等三線
沿線地域交通体系整備事業基金特別会計予算」を議題といたします。
産業経済委員長に審査結果の報告を求めます。
(「議長」と呼ぶ声あり)
産業経済委員長。
○
産業経済委員長(藤井 亀夫 君)
当委員会に付託を受けました議案第14号「平成12年度田川市等三線
沿線地域交通体系整備事業基金特別会計予算」につきまして審査結果を報告いたします。
本年度の予算額は、歳入歳出それぞれ450万8千円が計上され、前年度予算に比較いたしまして18万6千円の減額となっております。
予算内容としては、平成筑豊鉄道沿線における交通利便性の確保とともに、同鉄道の長期的な経営の安定化に資するための基金積立金の計上であります。
本案につきましては、慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。以上で報告を終わります。
○議長(二場 武 君)
ただいま
産業経済委員長の審査結果の報告が終わりました。
これに御質疑ございませんか。 (「なし」の声あり)
御質疑がないようでありますので、これより採決いたします。
議案第14号に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第14号「平成12年度田川市等三線
沿線地域交通体系整備事業基金特別会計予算」は、原案のとおり可決されました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次に移ります。
日程第27議案第15号「平成12年度田川市
水道事業会計予算」を議題といたします。
建設労働委員長に審査結果の報告を求めます。
(「議長」と呼ぶ声あり)
建設労働委員長。
○
建設労働委員長(竹内 徹夫 君)
当委員会に付託を受けました議案第15号「平成12年度田川市
水道事業会計予算」につきまして審査結果を報告いたします。
初めに、本年度の業務予定量でありますが、給水戸数は2万2,500戸、年間総給水量を680万立米、1日平均給水量1万8,580立米を見込み、本年度の事業計画が立てられております。
それでは、予算内容など審査の概要について概略を報告いたします。
最初に、収益的収支についてでありますが、収入においては、収益の根幹をなす給水収益で11億4,540万円、また他会計負担金、受託工事収益などの営業外収益で9,456万1千円の計上となっており、前年度とほぼ同額の12億4,641万2千円となっております。
一方支出では、浄水施設管理費、給配水施設管理費、固定資産減価償却費など営業費用で8億3,152万3千円、企業債利息、受託工事費など営業外費用で2億4,513万1千円が計上されております。その結果、収支差し引きで1億3,594万9千円の黒字が見込まれております。
次に、資本的収支についてでありますが、まず支出につきまして、前年度に比較して1億9,309万1千円増の9億9,550万8千円が計上されております。
予算内容といたしましては、一般建設改良費では、伊田浄水場のり面改良工事ほか20カ所の工事を行い、給水サービスの向上に努めるため2億7千万円が措置されております。
次に、広域化促進施設建設改良費では、伊良原ダムからの受水関連事業として、今年度は猪位金や黄金ケ丘配水管布設工事など12事業を実施することになっており、4億3,639万7千円が計上されております。
鉱害復旧事業費では、市道9号線上水道鉱害復旧工事費など7事業を計画しており、4,412万9千円が計上されております。このほか企業債償還金2億3,799万1千円が措置されております。
一方、収入では、広域化促進施設整備事業に係る企業債、出資金、国庫補助金、また鉱害復旧事業に係る国庫補助金など、補助規準額に基づき3億8,837万5千円が措置されております。その結果、収支差し引き6億613万3千円の資金の資金不足を生じておりますが、この不足額につきましては、過年度分損益勘定留保資金等で補てんするものであります。
このほか第5条「企業債」、第6条「一時借入金」、第7条「議会の議決を経なければ流用できない経費」、第8条「たな卸資産購入限度額」につきましても、別段異議なく了承いたしております。
委員会といたしましては、今後とも水の安定供給に努めるとともに、経費の節減を図る中で健全経営により一層の努力方を要望いたしております。
また、田川市郡1市4町管内の水道管の布設と赤村に建設中の浄水場が完成するとのことでありますので、大幅に遅れている伊良原ダムからの受水にかわる北九州市の耶馬溪ダムからの暫定給水について、県、水道企業団、そして北九州市との間で早期に水量及び料金等の決定を見、受水できるよう努力方を要望いたしております。
以上、審査の概要を報告しましたが、本案につきましては、要望を付し原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。これで報告を終わります。
○議長(二場 武 君)
ただいま
建設労働委員長の審査結果の報告が終わりました。
これに御質疑ございませんか。 (「なし」の声あり)
御質疑がないようでありますので、これより採決いたします。
議案第15号に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第15号「平成12年度田川市
水道事業会計予算」は、原案のとおり可決されました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次に移ります。
日程第28議案第16号「平成12年度
田川市立病院事業会計予算」を議題といたします。
厚生委員長に審査結果の報告を求めます。 (「議長」と呼ぶ声あり)
厚生委員長。
○
厚生委員長(原口 秋良 君)
当委員会に付託を受けました議案第16号「平成12年度
田川市立病院事業会計予算」につきまして審査結果を報告いたします。
まず初めに、本年度の業務予定量でございますが、入院患者数年間延べ11万8,252人、病床利用率にして97%、外来患者数年間延べ29万4千人、1日平均にしますと1千人を見込んでおります。
これらの業務予定量をもとにして編成された今年度予算は、収益的収支におきまして、収入62億3,861万8千円、支出70億9,699万2千円が計上され、支出額が収入額を8億5,837万4千円上回る赤字予算の編成となっております。
次に、資本的収支におきましては、収入3億2,471万7千円、支出5億110万8千円が計上され、支出額が収入額を1億7,639万1千円上回ることとなっておりますが、この不足額については、過年度分損益勘定留保資金で補てんすることとなっております。
予算内容の主なものといたしましては、収益的支出で、給与費31億4,634万7千円、薬品費等の材料費18億1,659万2千円、減価償却費8億5,700万7千円のほか、各種業務委託や医療設備等の保守点検業務などの経費や、企業債償還利息が計上されております。一方、これに対する収益的収入は、入院収益33億1,105万6千円、外来収益24億4,020万円及び一般会計からの繰入金などとなっております。
次に、資本的支出では、医療機械器具等整備のための資産購入費2千万円、企業債償還金4億5,313万6千円などが計上されております。これに対する財源といたしましては、企業債2千万円、一般会計負担金の3億209万円、県補助金などとなっております。
なお、執行部からは、予算編成による赤字額8億5,837万4千円は減価償却費の8億5,700万7千円とほぼ同額となっており、減価償却費については毎年続くことから、今後10年間は厳しい運営を覚悟しなければならないとの見通しが示されております。
それでは、ここで予算審査を通じて特に議論となった事項や意見、要望のありました事項を中心に御報告してまいりたいと思います。
御存じのとおり、新病院が移転新築され、はや1年が過ぎようとしています。この間、当委員会では折に触れ新病院の経営状況について報告を受けつつ、健全経営に向けた努力を要望してきたところであります。そこで今回は、特に旧病院から新病院への移行に伴う新旧病院の患者数の比較表や、地域別の患者数、平成筑豊鉄道利用の患者数などの資料の提出を求め、その推移について執行部から説明を受けております。
これによれば、まず入院・外来の患者数の推移については、新病院への移転間もないころは患者数が減少傾向にありましたが、昨年8月ごろからは順調に患者がふえ、特に入院患者については、年間平均の占床率は95%でありますが、現在は98%の占床率までになっております。
次に、地域別の患者数の推移についてであります。旧病院で入院患者数の約51%、外来患者数約58%を田川市民が占めておりましたが、新病院ではそれが約47%、55%といずれも市民の占める割合が減っており、下田川地区や京築、直鞍からの患者数が増加してきております。
次に、平成筑豊鉄道利用の患者数についてであります。開院から1年間の平成筑豊鉄道連絡バスの利用状況によれば、本年1月までの利用者数は延べ3万110人となっており、1日当たりの平均利用者数は103人となっております。
以上が患者数の推移であります。
委員会といたしましては、田川市民の患者数の減少理由は、西区方面から来る患者の交通の利便が悪くなったことや、改装された田川病院の影響等が考えられることから、広く田川市全体から患者さんに来てもらうためには、交通アクセスの改善や魅力ある病院づくりが急務ではないかとの意見があっております。
いずれにいたしましても、市民が親しみを感じて、
市立病院に集うようになるためには、市民と接する職員の対応が大切であります。入院患者さんからは、看護婦の技術はとてもよいとの声も聞かれるところでありますが、いま一度、接客態度などを見直しながら、職員が自信を持って働けるような指導を要望いたしております。
また、魅力ある病院づくりの一環として、診療科目の充実、特に脳外科の設置については引き続き関係機関の御理解をいただきながら、実施に向けて努力を続けるよう要望しております。
以上、委員会といたしましては、
市立病院の当初予算の審議を通じて患者数の推移などを見ながら今後の経営の健全化について議論をしてまいりましたが、先ほどの
総務文教委員長の報告の中でもありましたように、病院当局といたしましても、患者サービスの向上や収益の根幹である外来・入院収益の増収に向けて診療体制を見直し、夜間透析の実施や
地域医療室、眼科、小児科、精神科などを充実するため、計画的にスタッフの補強が図られることを申し添えておきます。
以上、本案につきましては、意見、要望を付し原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。以上で報告を終わります。
○議長(二場 武 君)
ただいま
厚生委員長の審査結果の報告が終わりました。
これに御質疑ございませんか。 (「なし」の声あり)
御質疑がないようでありますので、これより採決いたします。
議案第16号に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第16号「平成12年度
田川市立病院事業会計予算」は、原案のとおり可決されました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次に移ります。
日程第29議案第41号「田川市
固定資産評価審査委員会委員の選任について」及び日程第30議案第42号「田川市
固定資産評価審査委員会委員の選任について」を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。 (「議長」と呼ぶ声あり) 市長。
○市長(滝井 義高 君)
どなたもお疲れさんでございます。それでは日程に入らせていただきます。
日程第29議案第41号及び日程第30議案第42号「田川市
固定資産評価審査委員会委員の選任について」一括して御説明申し上げます。
この2議案は、
固定資産評価審査委員会委員を選任するに当たり、地方税法第423条第3項の規定により提案した次第であります。
まず、議案第41号は、公門正憲氏の任期が平成12年3月31日をもって満了するため、その後任として植村瞭氏を選任するものであります。
次に、議案第42号は、長谷川喜万氏の任期が平成12年3月31日をもって満了するため、同氏を再び選任するものであります。
なお、両氏の経歴等につきましては、議案に添付の資料に記載のとおりであります。
よろしく御審議の上、御同意賜りますよう願い申し上げまして提案理由を終わらせていただきます。どうぞよろしくお願いします。
○議長(二場 武 君)
ただいま提案理由の説明が終わりました。このことについて質疑の通告はありません。
ほかに御質疑ございませんか。 (「なし」の声あり)
御質疑がないようでありますので、これより採決いたします。
議案第41号「田川市
固定資産評価審査委員会委員の選任について」同意を求める件は、これに同意することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第41号「田川市
固定資産評価審査委員会委員の選任について」同意を求める件は、これに同意することに決しました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次に、議案第42号「田川市
固定資産評価審査委員会委員の選任について」同意を求める件は、これに同意することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、議案第42号「田川市
固定資産評価審査委員会委員の選任について」同意を求める件は、これに同意することに決しました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次に移ります。
日程第31諮問第1号「
人権擁護委員候補者の推薦について」を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。 (「議長」と呼ぶ声あり) 助役。
○助役(青柳 四郎 君)
日程第31諮問第1号「
人権擁護委員候補者の推薦について」御説明申し上げます。
本案は、人権擁護委員、水城照子氏の任期が平成12年6月30日をもって満了するため、同氏を再び推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定により提案した次第であります。
なお、水城照子氏の経歴等につきましては、議案に添付の資料に記載のとおりであります。
よろしく御審議の上、御同意賜りますよう願い申し上げます。
○議長(二場 武 君)
ただいま提案理由の説明が終わりました。このことについて質疑の通告はありません。
ほかに御質疑ございませんか。 (「なし」の声あり)
御質疑がないようでありますので、これより採決いたします。
諮問第1号「
人権擁護委員候補者の推薦について」同意を求める件は、これに同意することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、諮問第1号「
人権擁護委員候補者の推薦について」同意を求める件は、これに同意することに決しました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
これより暫時休憩をいたします。再開は午後3時といたします。
(休憩13時07分)
(再開15時05分)
○議長(二場 武 君)
再開いたします。
休憩前に引き続き会議を行います。
日程第32
議員提出議案第9号「
田川市議会委員会条例の一部改正について」を議題といたします。
本件につきましては、所管の議会運営委員会で十分審査がなされておりますので、この際提案理由の説明を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議がないようでありますので、これより採決いたします。
議員提出議案第9号「
田川市議会委員会条例の一部改正について」は、原案のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、
議員提出議案第9号「
田川市議会委員会条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次に移ります。
日程第33請願第12号「
田川市立幼稚園の存続を求める請願の取り下げについて」を議題といたします。
本請願につきましては、提出者から取り下げの申し出があっておりますので、会議規則第18条第1項の規定により、本件はこれを承認することに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、請願第12号「
田川市立幼稚園の存続を求める請願の取り下げについて」は、これを承認することに決しました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次に移ります。
日程第34「平成12年度
国内研修視察への議員派遣について」を議題といたします。
お諮りいたします。平成12年度における
国内研修視察への派遣議員、派遣先、派遣期日、研修目的等につきましては、議長に一任願いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、平成12年度
国内研修視察への議員の派遣につきましては、議長に一任することに決しました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次に移ります。
日程第35
議員提出議案第10号「
笹山良孝議員辞職勧告決議について」を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。 (「議長」と呼ぶ声あり) 雨矢議員。
○議員(雨矢 紀一 君)
提案理由の説明を申し上げます。
平成9年3月1日、社会福祉法人田川福祉会の経営する「ことぶき園」が実施しているショートステイ事業において、入所定員の4倍もの受け入れをしたとの新聞報道がなされたことにより、議会においても本問題に対する真相の解明と再発防止に向けて調査を行うため、急遽、3月定例会の本会議にて「福祉施設措置費等調査特別委員会」を設置し、同年6月13日までの10回にわたり鋭意事実確認の調査を進めたところであります。
その結果、田川福祉会「ことぶき園」が実施している事業、入園、通園、訪問介護、訪問看護等で極めて劣悪な措置と違法な会計処理が複数年にわたり行われていたことが判明をいたしました。その結果、田川福祉会に対しショートステイ事業で2,729万円、ホームヘルプ事業で2,738万円、デイサービス事業で1,889万円、訪問看護ステーション事業で320万円、利用した個人に対する返還で368万円、合計8,141万円が国・県・市から支出する措置費の不正使用と認定し、その返還命令を下したところであります。
同調査特別委員会では、その最終報告で、「本市執行部が実施要綱なり執行部に付与された権限等を忠実に遵守し、行使しておれば、今回の不祥事件は防止できたところであり、それを怠った執行部の責任は極めて重大である。また、議会に対しては市民の代表である市議会議員がことぶき園の生活指導員としての身分、立場を越え、実質的な影響力を行使したことが明らかになったことは、まことに遺憾であり、その責任は極めて重いものであると指摘せざるを得ない」といたしました。
昭和58年12月、社会福祉法人田川福祉会を設立、昭和59年12月、特別養護老人ホームことぶき園開設の創立者、オーナーとして理事長就任、議会では平成3年5月より厚生委員会副委員長、平成5年5月同委員会委員長等を歴任された笹山良孝議員が本件に深く関与し、教唆したことは、本市の福祉行政に対する背信行為であると断言せざるを得ないものとして記憶に新しいところであります。
また、今回の事件に関しては、平成10年11月30日に県福祉部監査保護課監査指導監・伊藤隆夫氏に提出された前ことぶき園事務局総務・中上正則氏及び前ふれ愛ビレッジ施設長・正覚寺住職・中村静雄氏の事実申立書に基づき、県監査保護課による同法人田川福祉会に対する数度にわたる立入調査、関係者聴取、福岡銀行伊田支店照合等により、その監査結果及び改善命令・勧告が田川福祉会に対してなされたわけである。
内容を要約いたしますと、県の監査により不適正事務執行と指摘された事項1、ことぶき園特別養護老人ホーム副施設長S氏について、平成9年8月から平成10年10月までの間、勤務の実態がないが、総額836万7,789円の給与が支給されていた。
2、ことぶき園デイサービスセンター前副施設長H氏について、常勤職員としての勤務となっているが、月曜から木曜まで午後3時ごろまでの勤務、金曜日は出勤していないことから、総額380万8,794円の給与が過払いとなっている。
3、ことぶき園特別養護老人ホーム前宿直専門員NO氏、ふれ愛ビレッジサービスセンター前施設長・中村静雄氏について、それぞれ毎月の給与から施設に対して寄附を行っていたが、その手続が正確に行われてない。
4、金融機関からの借入金4千万について、施設会計の定期預金に質権が設定され、金融機関で管理されていた時期があるとして、質権設定を認定した改ざんされた理事会会議録の存在が当金融機関への照会で判明、田川福祉会で保管する議事録には質権設定のない議事記載がないことを確認をしている。
また、笹山良孝氏がこの借入金4千万円を弁済し、福岡銀行に対する債務は消滅したことをあわせて確認し、このことは新たに田川福祉会が笹山氏に債務を負うこととなり、契約を締結し返済計画の提出を指示しているとの説明があったところであります。
この改ざんされた議事録を作成した理事会は、平成10年3月16日にふれ愛ビレッジ会議室において、吉川理事長以下10名の理事出席で開催されたのですが、2週間後に迫った8,140万円の返還処理のため、笹山良孝氏1,500万円、8名の理事より各500万円、300万円、200万円の寄附収入があったと報告がされております。笹山氏を除いて、だれ一人それを実行していないことは、独自調査でも判明をいたしております。
なお、監査保護課より不適正事務執行と指摘された事項の1から4につきましては、私ほか2名の者が昨年10月、本件に関して監査保護課に出向き、伊藤隆夫課長と会談したおり、「中上正則氏の事実申立書の内容は、調査の結果、ほぼ間違いないものと思われます」との発言もいただきましたので、本提出案件の参考資料として提出をさせていただきます。
また、本年2月22日に開催されました厚生委員会で、滝井市長が「ことぶき園問題というものは、そこに議員がいたという問題があった。したがって、この議員をことぶき園の運営から排除しようとお願いをした。やはり特定の人がお金を出し、土地を寄附して福祉施設ができるわけで、提供した人の力は相当強い。その人が全部それを支配する形になると運営がうまくいかなくなるという問題が出てくる。議員が余り運営その他に関与しないように、理事会が主体性と自主性を持って運営し、やるように持っていく以外はない」と発言をしております。現に笹山氏の介入があることを市長自身がお認めになっております。
2月17日、厚生委員会と監査保護課との合同会議の中で、県の渡辺指導監は「8千万円の返還のためにやったかどうか、はっきりしないが、故意であったかどうかとなると、それは故意だと思っている」。さらに、本市の厚生委員会、岡田副委員長が「問題の原因について、平成11年8月27日に、ことぶき園から監査保護課あてに問題発生の原因と改善策について回答文書が出ているが、この中で当時の責任者を処分したということであるが、原因になっているのは他の人の助言を重く見たということが原因ということは、当時の責任者としての責任はもちろんであるが、それは外圧から来たということが我々が一番明らかにしたいところだが、なかなかのその都度明らかにならないということもあるが、その点の見解はどうなのか」との質問に対し、渡辺指導監は「おっしゃるとおりと考えている。施設と直接関係のない方、現実これはおかしいが、現実の運営の中ではオーナー的な方がいる。これは皆さん御存じだと思う。その方が責任をとって、前のときにやめられて、やはり逐一その方に相談していたということも、そういった温床であったのではないか。私どもも社会福祉法人の使命ということについて、もう少し厳しくやるべきではなかったのかという反省も含めて『ことぶき園』については、今、議員おっしゃるとおりの同じ認識でいる」との回答があり、笹山良孝氏の田川福祉会の運営全体に関与していることをはっきりと県監査保護課でも認めている。
平成11年7月23日、県監査保護課課長より社会福祉法人田川福祉会理事長あての勧告では、指導監査、施設調査及び関係者聴取の結果、貴法人の不祥事案の発生原因の一つとして、法人理事、施設職員のいずれでもない第三者が法人・施設運営に関与している状況が認められた。今後このような状況を是正することは当然であるが、法人理事及び施設運営責任者は、その権限及び責任を自覚し、かかる部外からの関与を廃し、自立性を持った法人・施設運営を実現することという極めて重大な改善命令が下ったわけであります。
以上、述べましたように、本件のすべてが社会福祉事業推進という御旗、美名のもとに行われた意図的、故意の措置費取り込みという不法行為であると断言せざるを得ません。厳正な運営が問われている社会福祉法人にあって、二度までも返還命令が出された社会福祉法人田川福祉会の行為は、断じて許されるものではありません。
あわせて創立者であり、市議会議員の笹山良孝氏がまたもや一連の不祥事で大きな教唆をし、関与したことが明白になったことは
田川市議会の品位を汚し、市議会に対する市民の信頼を著しく失墜させるものとなった。よって、ここに
笹山良孝議員辞職勧告決議案を提案するものであります。
以上をもちまして、提案理由の説明を終わります。
○議長(二場 武 君)
ただいま提案理由の説明が終わりました。このことについて質疑の通告はありません。
ほかに御質疑ございませんか。 (「なし」の声あり)
御質疑がないようでありますので、これより討論に入ります。
討論の通告があっておりますので、発言を許します。 田尻議員。
○議員(田尻 新一 君)
私は、ただいま提案されました笹山良孝市会議員辞職勧告決議案に賛成の討論を行います。決議案と提案理由の説明がされておりますので、重複しないように賛成の意見を述べさせていただきます。
平成9年の6月17日の本会議で福祉施設措置費等調査特別委員会の調査結果の報告が行われたことは、皆さん御承知のところであります。私は、この調査特別委員会の委員長として審議報告を行ったわけですが、この調査特別委員会は、主に2つの目的・意義を持っておりました。第1には、ことぶき園における措置費不正受給と、それに伴う違法行為の真相の徹底解明でありました。第2は、ことぶき園でこうした不正受給、違法行為が二度と起こらない、いわゆる再発防止にあったことであります。
以上、2つの目的達成のために特別委員会が3月12日から6月10日にかけて10回にわたって集中審議を積み重ねてきましたが、これに費やした関係者の労力、エネルギーは膨大なものがありました。土曜・日曜で冷房がきかない庁舎の議会事務局で、事務局職員と汗だくになりながら
委員長報告をまとめたことを私は鮮明に覚えております。
ところが、特別委員会の報告書をないがしろにする不正行為がその直後の8月から始まっていたことを知って唖然としました。勤務実態がないのに836万もの給与が支払われていたり、380万もの給与が過払いになっておったり、寄附行為の手続が正確でなかった等々、福祉施設にあるまじき行いがその後もされておった。その中心に笹山良孝議員がいて采配を振るっていたというのですから、これはもうけじめをつけなければいけないと私は思いました。笹山氏本人が議員辞職をしないのであれば、議員辞職勧告決議でもって意思表明するのが市民の代表、議会人のとるべき最良の道だと考えた次第であります。
終わりに一言述べておきたいことがあります。福祉施設措置費等調査特別委員会報告書で、最後の項目3のところで議会の責任というのがあります。ここでは「今回の事件を教訓として、福祉施設に関係する議員は、所管の厚生委員会には所属しないことを申し合わせました。なお、今回の調査を通じ、市民の代表である市会議員が当園の生活指導員としての身分、立場を越え、実質的な影響力を行使していたことが明らかとなったのは、まことに遺憾である。その責任は極めて重いものであると指摘せざるを得ない」とありますが、ここでいう生活指導員、市会議員とは笹山良孝市会議員であるということは、はっきりとしております。
以上で賛成討論を終わります。ありがとうございました。 (「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(二場 武 君) 平田議員。
○議員(平田 芳馬 君)
ただいま
笹山良孝議員辞職勧告決議案が詳細にわたって報告されました。このことの決議案に対する法的な見解を、事務局からひとつ明確に説明してほしいと思います。どう対応するのか。以上。(「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(二場 武 君) 事務局。
○議会事務局参事(岡田 浩 君)
それでは、事務局から説明をさせていただきます。
この議員辞職勧告決議案につきましては、法的な強制力はございません。あくまで議会の機関意思決定としての決議案ございます。以上でございます。
○議長(二場 武 君) 平田議員。
○議員(平田 芳馬 君)
承知しました。
○議長(二場 武 君)
以上で通告による討論は終わりました。
ほかに討論ございませんか。 (「なし」の声あり)
ほかにないようでありますので、これより採決いたします。
採決の方法は、無記名投票により行います。
議場の閉鎖を命じます。
(議場閉鎖)
ただいまの出席議員は20名であります。
投票記載所を議席の前方右側に設けております。
投票箱を改めさせます。
(投票箱点検)
異常なしと認めます。
投票用紙を記載所の前でお渡しいたします。
念のため申し上げます。本案を可とする方は賛成と、否とする方は反対と記載の上、点呼に応じて順次投票をお願いいたします。
なお、重ねて申し上げます。投票中、賛否を表明しない投票及び賛否の明らかでない投票は、会議規則第72条の規定により、否とみなします。
事務局長に点呼を命じます。
○議会事務局長(渡辺 克己 君)
命によりまして点呼をいたします。順次投票をお願いいたします。
2番 日高議員、3番 加藤議員、4番 小林議員、6番 原口議員、7番 竹内議員、8番 古木議員、9番 藤井議員、10番 藤沢議員、11番 香月議員、12番 佐藤議員、13番 田尻議員、14番 岡田議員、16番 末光議員、17番 平田議員、19番 田丸議員、20番 北山議員、21番 佐々木議員、22番 高瀬議員、23番 雨矢議員、24番 星野議員、以上でございます。
○議長(二場 武 君)
投票漏れはありませんか。 (「なし」の声あり)
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
議場の閉鎖を解きます。
(議場開鎖)
開票を行います。
会議規則第30条第2項の規定により、立会人に香月隆一議員、星野一広議員を指名いたします。よって立会をお願いいたします。
(開 票)
それでは、投票結果を報告いたします。
投票総数20票、これは先ほどの出席議員数に符号いたしております。
そのうち、有効投票20票。
有効投票中、賛成15票、反対5票。
以上のとおり賛成が多数であります。
よって、
議員提出議案第10号「
笹山良孝議員辞職勧告決議について」は可決されました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
なお、この決議書の取り扱いにつきましては、議長に御一任願います。
(「議長」と呼ぶ声あり)
○議長(二場 武 君) 平田議員。
○議員(平田 芳馬 君)
ただいま提案された
笹山良孝議員辞職勧告決議案は、賛成多数で決定した事実に立って、議員の一員として所信を述べさせていただきます。
私も議員の一員として、勧告にありましたように、審議回数10回にわたる特別委員会の審議、そして委員会における集中審議が8回行われております。そして、その中で平成12年2月17日、県に出張いたしまして確認した事実もございます。そういう経過を踏みながら本日の勧告決議が賛成されたという経過でございますけれども、私も議員生活45年、かつて初めて議員の辞職勧告という場面に直面をいたしまして、反省新たなるものを感じております。といいますのは、平成12年2月17日に、私たち厚生委員会は、県に出張をして、県監査保護課の伊藤課長、渡辺監査監、泉課長補佐の皆さんに面接をしながら意見交換をしてまいりました中に、4千万円の質権については、笹山さん個人から法人が借りて質権を解除しているため、法人に契約書返済計画を提出させておりますということが1項。会計検査院が園に行ったとき、におわないですね、においがないですねと言っていたが、これは入所者の処遇がよいという意味であり、入所者の処遇がよいことは自省できる範囲だというふうに認識をしていますという事項もございました。それから、確認事項として、法人が改善命令に応じなければ告発もあり得るが、改善の意思が見えたために告発はしないというふうに書いておりますことをひとつ申し上げて、長い議員経歴の中で、私は、法の原則として疑わしきは罰せずという原則がございます。孔子の言に、罪を憎んで人を憎まずとも言われております。私は、今回は前例とならないように、お互い議員生活の中でおおらかな議会の運営が今後運営されていくことを望んで終わります。以上。
○議長(二場 武 君)
次に移ります。
日程第36「請願・陳情の件」を議題といたします。
休会中における請願・陳情の審査結果につきましては、各委員長の報告を省略し、別表結果表のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、休会中における請願・陳情の審査結果につきましては、別表結果表のとおり決しました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次に、本日までに受理した請願1件につきましては、お手元配付の「請願文書表」のとおり、所管の建設労働委員会に付託し、閉会中十分審査を願うことといたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。よって、本日までに受理した請願1件につきましては、所管の建設労働委員会に付託し、閉会中十分審査を願うことに決しました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
以上をもちまして、本定例会に付議されました案件は、すべて終了いたしました。
ここで一言ごあいさつを申し上げます。
本定例会は、23日間にわたる審議でございましたが、会期中は、いろいろ議事運営に御協力をいただき、無事終了することができました。執行部におきましても、誠心誠意、議会審議に臨まれたことに敬意を表しますとともに、平成12年度予算を初め、成立を見た各議案につきましても、その執行に当たっては、適切な運営のもと市政発展のため一層の努力を重ねられるようお願いをいたします。
ここで、市長からごあいさつの申し出がありますので、お受けいたしたいと思います。
(「議長」と呼ぶ声あり) 市長。
○市長(滝井 義高 君)
平成12年第1回の
田川市議会3月定例会の閉会に当たりまして、一言お礼のごあいさつを申し述べます。
議員各位におかれましては、3月1日から本日23日まで23日間の長いこの審議を通じて、いろいろな点を御示唆いただきました。特に11年度の補正予算並びに特別会計の補正予算、それから平成12年度の当初予算並びに特別会計、それらに関連する関係条例等、慎重審議をいただきまして、本日、全議案を御可決いただきましたことを市民を代表して心からその御労苦に感謝を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
皆さん方が、この両案を通じて表明されました質問、御意見、御要望等につきましては、今後の市政運営の重要な糧として心にとどめて市政の運営に当たりたいと考えておりますので、変わらぬ御指導、御教導をお願いをいたします。
なおこの際、特に皆様方にも御協力をお願いいたしたい点がございます。
それは、田川市の財政的・経済的な基礎をなすところの石炭諸法が既に10本の一括法律としてまとめられて衆議院を通り、やがて参議院を通過すると思っております。それから、我々の財政的・経済的な基礎をなす過疎の自立促進の特別措置法と新しい名前になったんですけども、この法律も大体衆議院を通りました。したがって、近く参議院を通る、3月31日までに両案は成立しなきゃなりませんので、大体、この両案が成立いたしますと、田川市の財政的・経済的基礎は一応安定すると思います。したがって、大陥没を免れながら、これから平成14年から18年の間に田川市の中・長期的な展望を立てる政策の立案に当たっていく必要があると思います。
特にこの際お願いをいたしたいのは、産炭地関係におきまして、平成12年度、今年度に暫定失対・暫定緊就、それから同時に、任意就業事業の期限切れを迎えます。したがって、今年度中に、少なくとも秋までには、この暫定法をどうするかということを我々は決定してもらわなきゃならんし、政府に決定させなきゃならん状態が1つあります。それからもう1つは、皆さんも御存じのように、田川市が産炭地の指定の中に入るか入らんかということでございます。これも少なくとも今年度中には、大牟田やなんかと同じようにくつわを並べて産炭地の振興の指定を受けたい。この2つの問題に見通しがつきますと、我々は14年、あるいは13年、あるいは14年以降の政策立案に大変有利な立場に立つことになります。
当面、私たちがどうしてもやらなきゃならん問題が3つございます。
1つは、最前からもお話のありました水の問題でございます。既に今年度中で1市4町、田川市と川崎と、それから糸田、金川、赤池、1市4町の受け入れ体制ができます。しかし、伊良原のダムが平成23年にしかできない、10年後でございます。受け入れ体制はできたのに、水ができないわけですから、つなぎ水源を北九州からもらう必要があります。このつなぎ水源を我々は今年度中に確実に2万5,700トンの水をもらえるかどうか、これが我々の水道運営の瀬戸際になっております。これをどうしてもやらなきゃならんのが1つでございます。
もう1つは、ごみの焼却場が、もう13年たちまして、これをどうするか、こういう問題が起こっております。平成14年12月までに最終的にこの方針を決定しないと、このごみの施設に対する補助金が3分の1が4分の1に減ってくるわけです。したがって、これを早急に田川市と川崎、あるいは下田川4町を入れるかどうか、こういう問題を政治的に解決していく必要があるというのが1つです。
もう1つは、ただいま問題になりました福祉、4月1日から、いよいよあと1週間後になりますと介護保険が実施されます。今、雨矢議員も指摘されましたように、今後この介護保険問題というのは出来高払いになります。今までと違って、御存じのように税金だけで賄うんじゃなくて、保険料が半分、税金が半分という形になります。したがって、この運営というのは、今まで以上に慎重にならざるを得ないわけでございます。したがって、この問題は、今までの運営等に大きな欠陥があった点を反省しながら、確実に、正確に介護保険が大衆に支持され、市民に支持されるような運営方針をこれからとっていくために全力を尽くす必要があります。
これらの懸案の3つの問題については、私も全力を尽くしますが、議員各位におかれましても、大所高所から御指導、御教導を賜りますように心からお願いいたしたいと思います。
1日から23日、大変お疲れのことと思いますが、どうぞ今後とも変わらぬ御指導と御教導を田川市政に賜りますようにお願いいたしまして、皆さんの御労苦に感謝をいたし、閉会のごあいさつを終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(二場 武 君)
以上をもちまして、平成12年第1回
田川市議会3月定例会を閉会いたします。
まことに御苦労さまでございました。
(閉会15時59分)
請願・陳情審査結果表
平成12年3月23日
3月(第1回)定例会
(請 願)
┌───┬───────────────────┬────┬──────────┬──────┬─────┐
│番号 │件 名 │付 託 │審査結果 │上 程 │備 考 │
│ │ │ ├───┬──────┤ │ │
│ │ │委員会 │採否 │措 置 │年月日 │ │
├───┼───────────────────┼────┼───┼──────┼──────┼─────┤
│ 4 │日曜日及び夜間の議会開催の実現方を求 │議 運 │継続 │ │H11.6.17 │ │
│ │める請願 │ │審査 │ │ │ │
├───┼───────────────────┼────┼───┼──────┼──────┼─────┤
│ 8 │田川市誘致企業に対する固定資産税の減 │総 文 │〃 │ │H11.6.21 │ │
│ │免に関する請願 │ │ │ │ │ │
├───┼───────────────────┼────┼───┼──────┼──────┼─────┤
│11 │日の出町市道改修に関する請願 │建 労 │〃 │ │H11.9.24 │ │
├───┼───────────────────┼────┼───┼──────┼──────┼─────┤
│12 │
田川市立幼稚園の存続を求める請願 │総 文 │ │ │H11.12.7 │取り下げ │
├───┼───────────────────┼────┼───┼──────┼──────┼─────┤
│13 │子どもの人権侵害、差別を固定化する文 │〃 │継続 │ │〃 │ │
│ │部省調査の廃止を求める意見書提出に関 │ │審査 │ │ │ │
│ │する請願 │ │ │ │ │ │
├───┼───────────────────┼────┼───┼──────┼──────┼─────┤
│14 │永住外国人に対する地方公務員国籍条項 │〃 │〃 │ │〃 │ │
│ │撤廃に関する請願 │ │ │ │ │ │
├───┼───────────────────┼────┼───┼──────┼──────┼─────┤
│15 │国道201号バイパス西大橋付近の交通 │建 労 │〃 │ │H12.3.1 │ │
│ │対策に関する請願 │ │ │ │ │ │
├───┼───────────────────┼────┼───┼──────┼──────┼─────┤
│16 │県立大学周辺整備に係わる彦山川河川敷 │総 文 │〃 │ │〃 │ │
│ │の整備に関する請願 │ │ │ │ │ │
└───┴───────────────────┴────┴───┴──────┴──────┴─────┘
(陳 情)
┌───┬───────────────────┬────┬──────────┬──────┬─────┐
│番号 │件 名 │付 託 │審査結果 │上 程 │備 考 │
│ │ │ ├───┬──────┤ │ │
│ │ │委員会 │採否 │措 置 │年月日 │ │
├───┼───────────────────┼────┼───┼──────┼──────┼─────┤
│ 2 │道路新設工事と農道及び水路の整備に関 │産 経 │継続 │ │H11.12.7 │ │
│ │する陳情 │ │審査 │ │ │ │
└───┴───────────────────┴────┴───┴──────┴──────┴─────┘
請願文書表
平成12年3月23日
3月(第1回)定例会
(請 願)
┌───┬─────────────┬─────────────┬──────┬──────┬────┐
│番号 │件 名 │請願者住所氏名 │紹介議員 │受 理 │付 託 │
│ │ │ │ │年月日 │委員会 │
├───┼─────────────┼─────────────┼──────┼──────┼────┤
│17 │糸飛地区道路新設に関する請│田川市夏吉104番地の5 │小林 義憲 │H12.3.15 │建 労 │
│ │願 │糸飛区長 大嶋萩生 │藤沢 悟 │ │ │
│ │ │外1名 │ │ │ │
└───┴─────────────┴─────────────┴──────┴──────┴────┘...